*読書記録*

読書記録、日々徒然。映画&ゲームもあります。
あたりまえですが、無断転載禁止ですよ。
と、コミュニケーションの取れないコメント&宣伝目的のトラクバック&ステマは内容問わず削除させていただきますm(__)m
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波津彬子【雨柳堂夢噺 其ノ十】
雨柳堂夢咄 其ノ十 (朝日コミック文庫)
波津彬子 朝日新聞出版 (2018-02-07)売り上げランキング: 10,015


 日本に生まれてよかったなぁ、としみじみする作品たち。

 いやあ、美しいわ。
 でもって、美しい道具たちを作って、使って、磨き上げていくのは、人間なんだよね。
 時には、愚かしく、間違うこともあるけれど、美しさを愛でる心は常に正しくあるものだと思う。

 夫に先立たれた妻のもとを訪れる弔問客の話と、裁縫が苦手な女の子の話がすごくいい。
 って、これに共通するのは、素直さってことか。
 すんなり素直になることは、難しいかもしれないけれど、ならなければならない時になれるという<勇気>ってすごく大事なのだ。でもって、そういう<勇気>を持てることが、育ちの良さにつながっていくのかもしれない。
 つか、道具や物も、人間すら、丹念に時間と手間と人の手をかけて育てないとだめ、ってことなんだろう。

 と、「野分」の誠さんが、滅茶苦茶素敵。
 波津先生ありがとうございますm(__)m
 なんだかんだと、素敵おじさまがでてくるのが本当に大好きです。

 蓮くんも、ちょっと成長してもいいかもしれんが、まぁ、それはそれで世界観の根底が覆るからだめなんだろうなww




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* by * 08:37 * コミック * comments(0) * trackbacks(0) *
榎田ユウリ【妖奇庵夜話 花闇の来訪者】
妖奇庵夜話 花闇の来訪者 (角川ホラー文庫)


 マメくんが、食堂でボランティアとして働き始めた。
 が、殺人事件がおこって、彼は容疑者とされてしまう。

 とはいえ、さくっと容疑ははれるんだけどね。
 今回は、とても日常的な話。
 日常的なのに、なんともいえない居心地の悪さがあって、事件がおこって解決に向かっていく間に、その居心地の悪さがほどけていく感触があって、上手いと思う。

 うん。
 今までの話は、閉塞感が常にあったのだけど、今回はなんか違ってる感で、きてる。
 上手く、ギアチェンジしたと思う。

 とはいえ、オチは弱いかな。
 まぁ、むしろ弱いからこそ、彼女たちの境遇が浮き彫りになるのだけど。

 …桜餅が猛烈に食べたくなりました。
 でも、私は関西風が好きですww







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* by * 20:54 * ホラー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
中山七里【どこかでベートーヴェン】
どこかでベートーヴェン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)


 岬センセが高校生の時の話。
 田舎の高校の音楽科に転入してきた、彼は、ピアノの天才だった。

 まぁ、つっこみどころが満載で…。
 
 基本フィクションなので、どういう設定でもあり得るのだろうけど、無理矢理がすごすぎてラノベなの?って思っちゃった。って、本当にラノベだよな。
 とりあえず、岬くんが天才という設定はいいけど、それでもひたすら練習しないとだめだし、高校生ぐらいで師匠がいないのは無茶すぎる。そういうところが、まったくでてこないのはなんとも…。

 で、肝心の事件なんだけど…。
 そこで、警察それって、アホだろと思うのだけど。つか、鑑識仕事してます? ってレベル。

 なんかなぁ。
 岬くんは、昔からすごくて、でもこの時から持病がでてて、悲劇の人なんすよ、って言いたいだけかな。
 と、最後のオチがひどくて。
 つか、それは一番だめだったと思うよ。
 既刊にかろうじてあった、リアリティを見事に粉砕してしまった。
 誰の視点で描く、語るというのは、それを実際に語らせている存在の位置づけが肝なんだと思う。
 やれやれ。






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* by * 22:20 * ミステリー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
宮下奈都【羊と鋼の森】
羊と鋼の森 (文春文庫)


 高校の時、体育館のピアノの調律を見て、調律師を目指した青年の話。

 憧れの調律師のいる会社にはいって、個性的な先輩に囲まれて、彼はゆるやかに成長していく。
 この伸びやかさが、この小説の最大の魅力なのだと思う。
 彼は、自分が才能があるわけでも音楽的素養があるわけでもないと、わかっている。だから、誰の言葉も素直に受け止めて、自分の中できちんと理解しようとする。素直だから、伸びる。
 それを、彼の育った北海道の山中の集落の自然と重ねて、描いているのが秀逸なのだ。

 羊と、鋼、がタイトルとして目にいくけれど、一番大事だったのは、森なんじゃないかと思う。
 そこは、命を感性を育てる場所なのだ。

 色々名言があるけれど、やはり双子の「ピアノを食べて生きていくんだよ」につきると思う。

 彼も、先輩たちも双子たちも、結局は<選ばれた>のだと思う。
 ピアノに、選ばれたから、ここにいる。
 多分、音楽というものはそういうものなのだ。
 だから<神>に近しい。

 うちのピアノの調律が、すごく待ち遠しくなったよ。








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* by * 22:27 * 文学ww邦人 * comments(0) * trackbacks(0) *
DVD【パーソン・オブ・インタレスト <ファイナル・シーズン>】
パーソン・オブ・インタレスト <ファイナル・シーズン> コンプリート・ボックス (7枚組) [DVD]


 サマリタンに追われたマシンは、コードになり逃亡する。

 ファイナルシーズンです。
 サマリタンとの戦いがメインです。
 そして、ちゃんと終結する。

 結局、これは、フィンチが自我を取り戻す物語だったのではないだろうか。
 死んだことになっている男として登場したフィンチは、マシンを作ったことに罪の意識を感じ続けていた。マシンは彼のことを<親>だと認識していた。
 それは、フィンチが実の父親が「自分のことを恥じているのではないかと思っていた」ということにあまりにも似ている。
 マシンとの疑似親子の関係は、そのままフィンチの親子関係につながり、だからこそ、フィンチはなかなか決断できなかったのだろう。

 人は、一人だけでは自我を保てない。
 他者という自分を映す鏡があってこそ、自我の意味があるのだと思う。

 だからこそ、ジョンや、ルート、サミー、ファスコといった仲間たちが彼の姿を映し、彼は自身の像を結ぶことができなのではないだろうか。

 とはいえ、ジョンもルートもサミーも、自身の生きる意味を探し続ける人たちだった。
 生きる意味のために、そういう選択をしたのは、矛盾しているようだけれど、やはりそれが人間の複雑さなのだろう。
 
 人間が人間としてあるための意味を考えさせれるものだった。
 
 最高に面白かった!







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* by * 21:15 * DVD * comments(0) * trackbacks(0) *
アンナ・スヌクストラ 【偽りのレベッカ】
偽りのレベッカ (講談社文庫)

 万引きで捕まった<私>は、11年前に行方不明になった少女レベッカになりすました。
 <私>の今と、レベッカの過去が交錯する。

 オーストラリアが舞台の作品。
 で、何かですごくほめていたので、読んでみた。

 なんというか…。
 はっきりこう、と言いにくいところが、むしろ斬新なのか。
 とはいえ、このもやっとした感じは<私>の語り口が一番の要因なのだろうなと思う。
 彼女が本当にダメな人なのだ。断片的に自分自身のことがでてくるけれど、結局はそれらにきちんと向き合ってこなかったから、断片的にしか出てこない。自分自身を欺いているから、他人になりすますことができるということなのだろうが、それにしてもね。
 
 また、16歳当時のレベッカ視点の話も、なんともいえない閉塞感がある。
 って、彼女は当事者なのだから、当たり前か。

 <私>というか、レベッカに変に執着する警官もなんだか不気味だし、レベッカの家族もちょっと気持ち悪い。
 
 結局、アンバランスな人が集まっているから、そういうことになるのか。そういうことがあるから、人はバランスを保てなくなるのか。どのみち、バランスの悪い人たちの話ってことなのだろう。

 オチ(?)はちょっと無理矢理な気がする。
 とはいえ、<私>にとっていい転機になったことは確かなのだろう。





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* by * 10:12 * ミステリー(翻訳) * comments(0) * trackbacks(0) *
よしながふみ【大奥 15】
大奥 15 (ヤングアニマルコミックス)
白泉社 (2017-12-28)売り上げランキング: 31


 家定と胤篤に号泣。

 も、どうして運命はこんなに残酷なの。
 と、本気で怒った。

 でも、散々苦渋をなめてきた彼女が、最後は安らげる心から愛する人と一緒にいられてよかったなと思う。
 それは、彼女がどんな時でも、彼女なりに懸命に生きてきた証なのだろう。
 うん、人は人を裏切るけれど、自分自身を裏切ることは決してない。すべては、自分自身にもどってくるのだろう。

 そして家茂がたつ。
 
 家定と胤篤の二人を見て、自分もそういう夫婦になりたいという家茂。
 二人の子供は生まれることはなかったけれど、二人が見せた光が家茂を導こうとしている姿に落涙。

 が、それがまた新たな火種になろうとしているのだけどね。

 安政の大獄、井伊の暗殺と、幕末ですよ。
 で、和宮が降嫁する。

 おっと…。
 まさか、こうくるとは、びっくりです。
 
 次巻、2018年秋だって。
 秋まで待てない!!





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* by * 21:00 * コミック * comments(0) * trackbacks(0) *
中村春菊【純情ロマンチカ 第22巻】


 大学卒業が間近になった美咲。
 兄ちゃんから、卒業したらウサギんち出なきゃ、って言われる。

 まあ、兄ちゃんは二人があーなってるって微塵も思ってないから当然だよな。
 身近な人間の固定観念というフィルターは、まったくもって目を曇らせる。
 が、そのフィルターがない人もいるわけで。

 つか、あんだけウサギさんウサギさん、言ってりゃ、???ってなるよね。

 義姉さんからストレートの質問きた!!

 まあ、ここではぐらかせてしまうのは、美咲らしいといえばそうなんだけど、そんなところは成長しないのかよと、つっこみ。

 普通だとこの先、修羅場になるんだけどね。
 なりそうだけど、なるかな。
 兄ちゃんが一人プンスカして、美咲が「兄ちゃんごめん」で解決しそうな気がする…。
 まぁ、そういうものだからな。

 と、ウサギ兄がなんかまっとうになっていて安心した。
 
 うん。
 やっぱり<素直>っていうのは、一番大切なことなんだよね。







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* by * 20:43 * BL * comments(0) * trackbacks(0) *
DVD【仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド MOVIE大戦 2010】
仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド MOVIE大戦 2010 [DVD]
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) (2010-05-21)
売り上げランキング: 62,700



 ディケイド、見たことないので、最初????

 まぁ、仕方ない。
 つか、すみません、

 で、Wパート。
 相変わらず壮吉おじさまは、恰好よすぎです。
 そのクールなのと、クリスマスで浮かれてる今との、ギャップがすごい。つか、ディケイドが暗い展開だったので、ここらでちょっと息ぬいておかないとだめだよね。

 いったいいつ、ビキンズナイトになるんだぁ!!ってなっていたら、きましたよ。
 まあ、色々つっこみどころはあるんだけど。
 
 フィリップくんの名前が、あそこからか、ってところで非常になっとく。つか、探偵事務所ってところでなんとなくは思っていたのだけどね。
 でもって、まだ人間になりきってないフィリップくんが、新鮮なのだ。

 色々つっこみたいが、なにはともあれ二人は一人の仮面ライダーになって、壮吉おじさまは…。
 うーん。
 もうちょっと、設定を拾ってもらってほしい気がしますが、仕方ないか。

 で、どうつなげるんだ?って思ってたら、上手いなぁ。
 敵が共通になって、フルボッコになるのは爽快でした。

 ライダーたちが皆で協力して、っていう展開も熱かった。

 面白かったです。






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* by * 17:13 * DVD * comments(0) * trackbacks(0) *
DVD【仮面ライダー×仮面ライダーOOO(オーズ)&W (ダブル) feat.スカルMOVIE大戦CORE 】


 亜樹子と照井の結婚式の日。
 って、結婚するんかい、とまず驚くww

 で、襲われて、それが過去を亜樹子に見せる。
 お父さんの話になりますよ。

 スカル、かっこいい。
 いやあ、翔太朗が憧れるのも納得です。本当に、古き良き時代の探偵さまでした。
 で、山本太郎が相棒役だったのだけど…。
 一見いい人なんだけど心に闇を持ってるヤツ、ってステレオではあるのだけど、そういう役をやらせるといい役者だったのになぁ。今の様子を見てると、ダークサイトに飲まれたのかって思っちゃうよ。

 最終的に、父が亜樹子の前から消えた理由が明らかになるのだけど、それはちょっと無理矢理っぽいよね。

 で、話はオーズサイドに。
 ホムンクスルとしてよみがえった織田信長。
 まぁ、Wが全体的に暗めというかシリアスなのに対して、オーズは真逆だから、こういう形にしないと二つくっつけてっていうのは難しかったんだろうなって。
 エイジの超ポジティブが、ここでも発揮されます。
 
 で、様々な思いを集めこんで仮面ライダーコアが降臨。
 悪役だけどねww
 Wとオーズの協力で…。
 
 まぁ、そういう映画なので。

 最初に結末ありきというか、がっちり設定があって、結末があって、という中ですごく楽しんで作ってますって感じが伝わってきてよかった。

 いやあ、ライダー映画、予想外に面白いじゃないですか。
 密林プライムに感謝ww



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* by * 08:00 * DVD * comments(0) * trackbacks(0) *
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