*読書記録*

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スティーブン・キング【ドクター・スリープ】
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 「シャイニング」の後の話。
 惨劇から生き残ったダン少年だったが、その<かがやき>ゆえに、というか、事件のトラウマゆえというか、彼そのものの気質のせいか、苦難に満ちた人生を歩んでいく。

 というのが、前半で、つらい。
 もうどうしようもない感じで、坂道を転がっていく様が、淡々と描かれるのでさらに救いがない。というか、ダンが本気で救われようとしてないんだよね。でも、それをせめるということもなく、かといって憐れむでもなく、一定の距離をおいて書き進めていけるのは、キングの筆力なんだろう。

 なので、小さな女の子の存在に結構癒されるのである。
 とはいえ、彼女アブラも<かがやき>の持ち主で、色々トラブルにあうのだけど、彼女の場合両親とその周りがしっかりしていた。
 アブラが成長していく過程を読んでいくたびに、ダンの父の弱さが浮かび上がってくる。
 同時に、弱さを受け継ぎ、それに屈してしまいそうになりながら、あがくダンの姿も明瞭になってくる。
 
 光を目指しているような二人の姿の陰に、<かがやき>を食べて生き続けている一族が近寄ってくる。
 これはこれで始終暗い。

 ようするに、色々な対比、というか対立の話なのだろう。
 対立は、他者と自分であるのは当然だが、自分自身の中にあるものとの対立も常に存在する。自身の中のものはどちらがが勝つとか負けるとかではなく、バランスなのだ。バランスであるということを、受け入れることが重要なのだ。

 後半の戦いは、一気読み必至です。
 でもってキングも丸くなったねぇ、って感じ。


 結論、キングは最高!! なのだ。



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