*読書記録*

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北森鴻【狂乱廿四孝/双蝶闇草子】
狂乱廿四孝/双蝶闇草子 (創元推理文庫)
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 幕末から明治初期にかけて活躍した、歌舞伎役者、津村田之助をめぐる物語。
 北森鴻のデビュー作と、その後日談の話(未完)の2作。

 田之助は、脱疽になり四肢を切断した悲劇の歌舞伎役者だ。その周りで殺人事件がおこり、戯作作者見習いの娘、お峰の目を通して事件は追われていく。

 河鍋狂斎の描いた幽霊が、きっかけであり謎解きになる。なので、狂斎をはじめ個々の個性が強烈で、幕末明治にかけての空気の密度を感じる。
 でも、異彩を放っているのは、やはり田之助なのだ。
 出てくるシーンは少ない。が、四肢を失っても舞台に出る、歌舞伎役者であり続けるという執念がにじみ出てくる。
 ゆえに、お峰が薄い。
 まぁ、語り部としてはフェアなのだろうけれど、負けてるなって感じてしまう。
 
 ミステリーのテイをとっているので、フェアであることが大事だったのかもしれないが、それによって徒花の匂いを奪ってしまった、そんな感じがする。

 そのためか、2作目でまったくフェアじゃない方法がとられる。
 こうなると、もう飛び道具なのだが、それを使いながら、むしろそれを使うことによって軌跡をはっきりさせるという流石にデビュー作ではない、百戦錬磨された作家さまと感じた。

 ま、現代と過去で、歌舞伎的な見立てを張り巡らせたところで、未完になっているので、わああってなっちゃうのだけどね。
 完結したのを読みたかったよ…。




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