*読書記録*

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スティーブン・キング【1922】
1922 (文春文庫)
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 「1922」と「公平な取引」の2編。

 「1922」は、妻を殺した男の独白なんだけど…。
 「ドロレス・クレイボーン」を思わせるシュチエーションでありながら、全く同情の余地も哀れもない。とにかく醜悪なのだ。男も、殺される妻も、その近隣の人間も、普通に醜悪なのだ。そう、特別な悪意ではなく、特殊な憎悪でもなく、多分普通の範囲を出ないものなのだろう。が、結局、そういうものが自己の営利という方向のみに向かうとここまで醜悪になれるということなのだろう。
 いわばまきこまれる形になる息子には、ちょっとだけ同情する。が、彼も若さゆえの、愛ゆえの暴走、というには自己的なのだ。
 もっとも、あの男と妻との子供なのだから仕方ないのか。

 とことん滅入る物語だった。

 「公平な取引」
 ある日、ある男に取引をもちかけられた運の悪い男。
 最後に大どんでん返しがあるかと思ったら…。が、だからこそ苦い。
 取引によって逆転することになり、どんどん堕ちて行く相手を最後まで傍観している、その冷静さが怖い。良心の呵責とかそういう葛藤が全くないことが、怖い。
 
 とても残酷な物語だった。

 ここんとこなんか救済がある展開になってて、キングも年をとって丸くなったか、って思ってたけど、そうじゃないんだなって。
 キングは、どこまでいってもキングなんですね。


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