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近藤史恵【青葉の頃は終わった】
青葉の頃は終わった (光文社文庫)
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 大学の同級生、瞳子が自殺した。その後、彼女から「私を殺さないで」と書かれた手紙が届く。

 一人の死をめぐって周囲がそれぞれに語るという、その形は渡辺淳一の「阿寒に果つ」を思い出させる。が、渡辺淳一の作品が、あくまで主人公の主観と感傷で成り立っていたのに対して、近藤史恵は苦い事実をあっさりとつきつけてくる。
 それなのに、彼女が結局何を思い、何を考え、何がきっかけで自殺することになったのかということは、曖昧なままだ。

 人が、人を語るということは、ある意味傲慢なのかもしれない。
 所詮、人は自分の主観でしか見ることも考えることもできない。そうやって割り切ることも、その部分を無視することも、結局は傲慢さになって他人を切りつける刃になっていくのだ。

 瞳子は、その意味で「盾」を持つことができなかった女性かもしれない。
 自身の盾がないから、自身の刃で、自らも傷つけてしまう。それが耐えられなくなったのだろうか、と私は思った。

 それにしても、男性の恋愛妄想はちょっと怖い。女性が現実的だから、と片付けられることだけど、実際にはそうじゃない。勝手に思い、勝手に傷つきながら、その責任をどこかで負わせようとしている恋への妄想。
 弦、やっぱり一番悪いのは君だと私は思うよ。





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