*読書記録*

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たら43回『音とリズムの文学散歩』


 本のたらいまわしTB企画「たら本」
 今回の主催様は「おかぼれもん。」のpicoさんです。お題は「音とリズムの文学散歩」


*****
それでは、43回目のたらい回し本のTB企画のはじまりはじまり〜♪
お題は、『音とリズムの文学散歩』

●小説に登場した心を捉えて離さない音楽
●または小説の世界に興味を抱き実際に聴いてみた音楽
●好みの音楽が登場して親近感が沸いた小説
●小説に登場する気になる音とリズム、オノマトペ
●文体のリズムが踊り小説自体がすでに音楽と化している
●小説に感化され楽器(音楽)をはじめたくなった

などなど、音楽を感じ音楽を抱きしめた文学を教えてください。
春の足音とか、そのオノマトペはどうなのか等のつっこみも大歓迎!
皆さんが体感した『音とリズムの文学散歩』記事を書いて、こちらの記事にTBしてくださいませ。
TB URLはコチラ→http://li-cafe.mond.jp/cgi/mt/coban^^_2525.cgi/1853
どなたでも参加OKです。
どんなお散歩ができるか楽しみにしてます!

*****


 久々のたら本です。
 なんか、タイミング外すと参加しにくいんだよね(汗)

 「音とリズム」かぁ…。
 一応そーいうのを職業にしてるので、お仕事の一貫として読んでることが多いなと、今再認識しました。

 ゆえに、

ひまわりの海
ひまわりの海
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舘野 泉 求龍堂 (2004/11)売り上げランキング: 132599


 舘野泉の「ひまわりの海」
 ピアニスト、舘野泉の発病前から左手のピアニストとして復帰するまでのエッセイ集。
 今や、左手のピアニストとして有名になった舘野さんですが、私にとって北欧ものの大家、そしてエッセイストとしてのイメージそのままなのです。
 彼のあるがままを自然に受け止める姿勢、そして音楽、ピアノへの愛情は揺るぎがなく、左手のピアニストとして復帰してこられたもの、舘野さんならありだなとすんなりと思った記憶があります。
 でも、この中に流れている音楽は、ピアノでしかありえない。
 透明で、深く、冴え冴えとした、北欧の白夜のようなピアノ。
 きっと、この根底に流れている音が、彼を支えていたのだろうと思います。音は、音楽は、人の生きる支えになりえるものなのです。



アマデウス
アマデウス
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ピーター シェファー Peter Shafer 江守 徹 劇書房 (2002/07)売り上げランキング: 282317


 ピーター・シェーファーの戯曲「アマデウス」
 映画「アマデウス」の原作となった作品です。
 映画とタイトルのせいで、モーツァルトの話のようにとられていますが、主役はサリエリです。音楽に、神に、全てを捧げ、努力してきたサリエリの前に、そういう努力を無価値だというような天才モーツァルトが現れ…。
 耳は天才を聞き分けられる才能を持っていたのに、作曲では二流のものしかかけないサリエリの悲劇。
 音楽は、残酷なのです。
 

絶対音感 (新潮文庫)
絶対音感 (新潮文庫)
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最相 葉月 新潮社 (2006/04)売り上げランキング: 31311


 最相 葉月の「絶対音感」
 むしろ、これも音楽の怖さを伝えるノンフィクションかも。
 なーんちゃって音感しかない私ですが、学生の頃は、聴音という聞いた音楽を楽譜にするという試験があったので、それをがりがりとやっていたわけです。その頃は、音楽を聴くと、全部頭の中で楽譜化していってました。
 音楽って、抽象的であるところが素敵なのに、無理矢理具象化してる感じで、しんどかったです。
 中で五嶋みどりの弟、龍くんの話が結構でてきます。

Ryu Goto
Ryu Goto
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五嶋龍 エルンスト パガニーニ リスト ルトスワフスキ 武満徹 ワーレングリーン(クリストファー) シャルリエ フィルハーモニア管弦楽団 高橋博子 ユニバーサル ミュージック クラシック (2005/08/03)売り上げランキング: 3315


 こんなに立派に大きくなって、妙に嬉しいww

 
遠方より無へ
遠方より無へ
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三善 晃 白水社 (2005/01/24)売り上げランキング: 390758


 三善晃「遠方より無へ」
 生が、死の、かりそめのたわむれでしかないように、音楽も、しょせん、無音の変容にすぎまい。沈思も華麗な虚空のよそおいである。

 作曲家、三善晃のエッセイ。
 卒業の時に弾いた縁もあって、とっても好きなのです。三善晃の音楽も、切子ガラスのような透明さがあるけど、エッセイもまた、独特の透明感に満ちています。それはまるで、瓶覗きの色のよう。
 作中に友達のピアニストが、指ならしの練習でショパンのエチュード「黒鍵」をものすごいスピードで弾いてるのが聞こえるっていうのがって、「黒鍵」聞くといつもそこを思い出してしまいますww

無伴奏ソナタ (ハヤカワ文庫 SF (644))
オースン・スコット・カード 野口 幸夫 早川書房 (1985/12)売り上げランキング: 367330


 カードのSF「無伴奏ソナタ」
 未来で、人は産まれた時にそのDNAで職業が決まってしまう。主人公は、音楽の才能があるとされ、音楽を生み出すことをのぞまれていく。が、彼は他の一切の音楽を聴くことは許されない。なぜなら、聞いてしまうと彼の生み出す音楽が彼の100%オリジナルではなくなるからだ。
 …って、ま、こういう話のオチはご想像通りで…。
 今、絶版なのかな?
 でも、これ読んでない人は、人生損してるよ。
 
 以上。
 でも、生まれ変わったら、絶対音感を身につけたいと思ってるww



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* by * 21:37 * たら本 * comments(8) * trackbacks(5) *
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>七生子さん
映画「アマデウス」が舞台の映画化って、意外と知られてないんですねぇ。って、それだけ時間が流れたってことなのかもしれないなぁ。(映画公開前後は、舞台「アマデウス」も結構上演されてましたから)
ぜひ、戯曲を読んでくださいませ。映画から余分なものをそぎおとしたストイックな感じがすごくいいですよ。

「絶対音感」もあれだけ流行語になったし、ベストセラーになったので、皆読んでると思ってましたww
作品より、言葉が先歩きした例なのかもしれないですね。
最相葉月の実直な感じがよく出てる良作だと思いますので、ぜひ。
* 檀 * 2008/04/04 9:41 PM *

檀さん、こんにちは。
私の未読の作品ばかり紹介されていて、どの作品も興味深いです。
映画「アマデウス」に原作があったと知り、驚いてます。
一般人なので、サリエリに共感しまくりだったんですが、元々は彼が主人公だったんですが、、、そう聞いて、ちょっとほっ。

最相さんの『絶対音感』、“絶対音感を持つ者が必ずしも有名な音楽家ではない”と小耳に挟んでから気になってるんですが、まだ読めてない本です(汗)。私にとっては未知の感覚。どんな感じなのか、1日限定でいいから、その感覚を味わってみたいです(笑)。

で!私も人生損してますよ(号泣)。
家のどっかに埋もれてそうなので、探して読んでみまーす>『無伴奏ソナタ』。
音楽とSFも、相性がいいですよね。
* 七生子 * 2008/04/01 10:12 AM *

>天藍さん
元々、シェファーの脚本で舞台だったのを映画化したんですよ「アマデウス」 で日本で舞台やった時に、アマデウスを江守徹が演じていたので、訳に名前がでてるの。
映画より、緊迫感があって私は戯曲の方が好きです。
* 檀 * 2008/03/31 11:26 AM *

>四季さん
「絶対音感」いいですよ。最相葉月は話の広げ方が上手いんだと思います。うん。

…お、聴音仲間ww
あれは音楽を聞くのが楽しくなくなるためにやってるような感じがしますよね。確かに、音をしっかり聴く、楽譜を熟読するためには有効な訓練なんだけど。
私のピアノ…ははは、すごいヘタだからびっくりするよ。学生の頃って、井戸の中ならまだしも、コップの中にいる蛙だったんだなと(涙)
* 檀 * 2008/03/31 11:22 AM *

>picoさん
レス、遅くなってすみませんm(__)m

主宰、お疲れ様でした。
「無伴奏ソナタ」は、SFの名作はこれだ、みたいな特集で結構名前があがってましたよ。
最近、ハヤカワは名作の復刊をやってるみたいなので、もしかしたら復刊するかも。
その時はぜひ。

舘野さんの左手の演奏、動画サイト探すとでてきますよ。
エッセイは若い時から、ずーーーと音楽雑誌に連載してたので、上手いです。つか、昔はピアノよりエッセイの方が上手いと、こっそり言われてたww

と、やっぱアニマックな方向にいってしまいますm(__)m
* 檀 * 2008/03/31 11:16 AM *

檀さんこんにちはです^^

うわわ、さすがご専門の方は、すごい…!
音楽を本当に大切に思ってらっしゃるのだなあ、としみじみ思いました。

す、すみません、「アマデウス」はあの映画がオリジナルだと思っていました…あああ;
サリエリ。悲しくていとおしいです…天才とは残酷なものですね。
相対音感はあるのですが、聞いた音がすべて頭の中で楽譜に変換されてしまう絶対音感て、しんどいだろうなあ…と思います。

無伴奏ソナタ。…私も大損だわ!泣;

…「黒鍵のスピード演奏」で「猫踏んじゃった」を思い出した私はちょっと自分でどうかと思います。。orz
* 天藍 * 2008/03/30 2:44 PM *

檀さん、こんにちは〜。
挙げてらっしゃる本、実は全て未読です。(^^ゞ
でも檀さんらしいセレクト〜。
特に最相さんの「絶対音感」は、私も読んでみたいなと思っていたのでした。って、以前教えて頂いた青いバラの本も星新一の本も読めてないんですけど…(大汗)
聴音のせいで、聞こえてきた音楽全てを頭の中で楽譜化してしまうって、ものすごーく分かります。私もピアノを始めて以来、音大は受験しないってはっきりするまで結構長い間聴音の練習をしていたので…。その特技(?)を重宝したことも結構多いんですけど(笑)、確かにちょっとしんどい部分もありますよね。
いつか檀さんが弾くピアノ、聴いてみたいです。力強さと繊細さが同居しているのではないかと勝手に予想していたりします。(^^ゞ
* 四季 * 2008/03/30 8:18 AM *

こんばんは。
たら本へのご参加、ありがとうございます。うるうる感謝感謝です。

壇さんは、音楽関係のお仕事をされてらっしゃるのですね。
記事を拝見すると、音楽への愛情がひたひたと伝わってきて、思わずうきうきにまにましてパソコンにむかっています。怪しいです。(笑)

アマデウスのサリエリはせつないですね〜。
音楽が大好きなのに、音を楽しめず音楽からそっぽをむかれてしまう哀しさ残酷さ、ああ。

そして、恥ずかしながら、左手のピアニスト舘野さんの存在は初めて知りました。
こちらの本も読みたいですし、舘野氏の演奏も聴いてみたいです。
左手のために作曲された音楽もとても興味深いです。
「小泉八雲の『怪談』によるバラード供廖◆屮織團ラ幻景」なんて、タイトルにもうやられました。
素敵なご紹介ありがとうございます。

そして・・・無伴奏ソナタ・・絶版ですか!?ああ、大損してますよ、私。泪

ものすごいスピードの黒鍵、きいてみたいですっ!
* pico * 2008/03/27 12:18 AM *










http://m-books.jugem.jp/trackback/1147
たら43回 音とリズムの文学散歩:まとめ
たら本43回のまとめをしてみました!(ぐだぐだの主催になってしまったお詫びの意を込めて…汗)おかげさまで至福の音とリズムの文学散歩ができました。多謝多謝です。
* おかぼれもん。 * 2008/05/15 11:56 PM *
たらいまわし-本のTB企画 第43回「音とリズムの文学散歩」
第43回のたら企画がスタートしました。 今回の主催者さまは「おかぼれもん。」のpicoさんです。 今回のお題は「音とリズムの文学散歩」。 ●小説に登場した心を捉えて離さない音楽 ●または小説の世界に興味を抱き実際に聴いてみた音楽 ●好みの音楽が登場して
* どこまで行ったらお茶の時間 * 2008/04/01 7:53 AM *
たらいまわし本第43回『音とリズムの文学散歩』
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* ソラノアオ。 * 2008/03/30 3:06 PM *
音とリズムの文学散歩
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* うるしのうつわ うたかたの日々の泡 * 2008/03/28 8:25 AM *
たらいまわし企画・第43回「音とリズムの文学散歩」
たら本に参加します。今回のたらいまわしの主催は、おかぼれもん。のpicoさんで...
* Ciel Bleu * 2008/03/27 6:28 AM *
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