*読書記録*

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斉藤美奈子【文章読本さん江】
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◆斉藤美奈子「文章読本さん江」

 斉藤美奈子が切る「文章読本」の数々。
 見えてくるのは、学校教育やカルチャー教室、そしてジェンダーなどなど。奥が深い。

 槍玉にあがってる一冊に本多勝一の「日本語の作文技術 (朝日文庫)」があって、耳が痛いww
 高校の頃、のめりこんで本多勝一を読んでいたので、当然「日本語の作文技術」も読んでいたわけだ。(「カナダエスキモー (朝日文庫)」が課題図書かなんかになっていて、それをきっかけにはまった) ともあれ、当時こっそり思っていた「しつこい」っていうのを、ばっさり切り捨ててくれていて、さすがと斉藤美奈子と思ったわけだ。

 でもって、この「文章読本」へ流れていく学校教育の抱える矛盾って…と溜息になるのである。
 小学校の頃、どんなにきちんとした文を書いても、親が交通事故で死にましたとか、貧乏でたいへんです、とか、そういう強烈なノンフィクションを持っている子に負けるわけだ。違うだろう。作文の評価は、ノンフィクションの評価ではなく、文章を作るという技巧への評価じゃないのかと、すごく思ったのを思い出しつつ読んでいた。
 ま、その時のその悔しさがなきゃ、長じて小説書こうなんて思わなかったんだろうけどね。
 あああ、ついでに思い出したけど、小学校の頃、作文でフィクションを書いた子がいたんだよね。で、フィクションだって責められてたわけだ。別にそれは嘘をというわけでもなく、単なる現実逃避だったのだろうけれど、それを完膚なきまでに叩きのめす学校教育…。

 昔読んだある人のエッセイで、知り合いに「小説書いてるの?」と聞かれ「書いている」と応えたら「満たされてないんだね」と言われたというのを読んだことがある。
 書くこと=満たされてない、というのは違うだろうと思うけれど、その要素がないわけではない。そして、「文章読本」はその満たされなさをある意味支えているのかもしれない。

 と、色々考えさせれられる一冊であった。
 同時に、自分は古い世代なんだなぁと…(溜息)

 と、某同人誌の代表がこの本に激怒していた。で、やっと問題の箇所がわかったんだが……。むしろこういう本の引用につかってもらって、ラッキーって…はならないか、かの代表は。
 ま、でもこれぐらいであの激怒っぷりは、ちょっとないよねと思うのであった。
 …これを半面教師に、私はキャパの広い人間になりたいっす。





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