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塩野七生【ロードス島攻防記】
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◆塩野七生「ロードス島攻防記」

 トルコVS聖ヨハネ騎士団@ロードス島。

 本の終わりに地図がはいってるんだが、こんなにトルコに近い島だったのかと死ってびっくり。そりゃ、キリスト教世界にとっては対トルコの最前線であり、トルコにとっては喉元にささった棘であっただろう。

 物語は、3人の騎士を中心に描かれる。
 「コンスタンティノープルの陥落」に対して、人物が絞ってあるので、焦点があわしやすい気がする。また、「コンスタンティノープルの陥落」がコンスタンティノープルだけでなく、ヴェネチアやローマなど様々な土地での話もはいってあったのに対して、ロードス島攻防記はロードス島だけだ。
 が、これがこの攻防記の閉塞的な雰囲気をしっかりだしてて、やっぱり塩野七生は上手いのぉと思うのであった。
 
 しかしながら、塩野七生が本当に描きたかったのは、ロードス島を離れた後の聖ヨハネ騎士団の姿だったのではないだろうか。
 長男にのみ財産を残すという貴族社会で、次男以下は軍人になるか僧侶になるかしか選択がなかった時代。僧侶であり軍人である聖ヨハネ騎士団を選んだ彼らに、ロードス島を落とされた後は流離うしかなかった。
 ただ、その流離いも個々によって違う。
 マルタ島に流れ、のちにトルコに一矢むくいる騎士も、騎士であることを捨て僧侶として生きることを選んだ騎士も、ロードス島を落とされたという消失感を抱いて生きていたように感じる。
 ロードスやマルタといった、地中海のどこまでも青い海を思うと、余計そのように感じる。

 最後に、彼らの騎士の魂が生きていることをがあって、感動した。
 そうか、彼らの戦いは決して無駄ではなく(文中で「いい上官というのは自分が犬死ではないと信じられるような死に方を与えるものだ」とあった)何かを繋いだ戦いだったのだろう。
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