*読書記録*

読書記録、日々徒然。映画&ゲームもあります。
あたりまえですが、無断転載禁止ですよ。
と、コミュニケーションの取れないコメント&宣伝目的のトラクバック&ステマは内容問わず削除させていただきますm(__)m
Copyright (C) 2000-2017 檀 All rights reserved.
村上春樹【職業としての小説家】
職業としての小説家 (新潮文庫)
村上 春樹 新潮社 (2016-09-28)売り上げランキング: 586


 村上春樹が、いかにして小説家としてやってきたかのエッセイ。
 なんか話し口調だったので、どこかで講演したのかと思ったら、このスタイルが書きやすかったからだって。

 でもって、まぁ、常々日本のマスコミには変な評価されてるよねって思ってたけど、それを裏付けるというか、それだからこそきちんと海外に向けて動いたことがわかって、やっぱり春樹は真面目だよねと思ったのである。
 うん、この真面目さが、日本の今まで小説家、ぽくないのがマスコミの気に入らないところなんじゃないかな。
 で、タイトルだ。
 <職業として>
 この言葉は、重い。
 お仕事だから、嫌なこともあるし、ノルマも締切りもあるし、なにより責任もある。
 
 って、大人だから当然だよね。

 日本人って、どこかそういう<大人としてあるべき>ものが欠落している気がする。
 そういうものに対してのアンチテーゼのように感じた。
 
 ってもやっぱり、好きなことを仕事にできるっていうのは、恵まれてるし好きだから努力できるってことはとってもとっても大事なのだと思う。





JUGEMテーマ:読書



* by * 21:51 * エッセイ * comments(0) * trackbacks(0) *
青柳いづみこ【我が偏愛のピアニスト】
我が偏愛のピアニスト (中公文庫)
青柳 いづみこ 中央公論新社 (2014-01-23)売り上げランキング: 413,026


 ピアニスト青柳いづみこによる、ピアニストとの対談をもとにしたエッセイ。

 同業者が同業者を語るというのは、ちょっとなくてそれだけで新鮮。
 かっちりツボをついてきてくれてるのが、心地よかった。

 ピアニストを<蛮族>といったのは中村紘子氏だったが、それはやっぱりあたっているなと思った。
 まぁ、とにかくがむしゃらに突き進んでいく力こそがプロの最低条件なのだろう。

 と、音楽への真摯な気持ちが、恐ろしく共通していて…。
 むしろ、いやがおうでも畏怖の気持ちを抱かせ、持続させている、クラッシック音楽というものの力を、見せつけられた気がする。
 クラッシックのもつテンプレートの普遍性というのは、あまりにも偉大だ。






JUGEMテーマ:読書


* by * 20:43 * エッセイ * comments(0) * trackbacks(0) *
恩田陸【隅の風景】
隅の風景 (新潮文庫)
隅の風景 (新潮文庫)
posted with amazlet at 14.05.11
恩田 陸 新潮社 (2013-10-28)売り上げランキング: 25,010



 旅のエッセイ集。
 
 で、むしろ某ピアニストが探偵のミステリーがおいおいな理由がよくわかった。
 よーするに、エッセイと旅行本の違いなのだ。
 某ミステリーは、るるぶ、かよって感じに音楽を書いてる。
 ちがうだろう。まず震えるのは、心だ。感じるのは、空気なはずだ。

 そのへんのストレスを一気に霧散していただきましたm(__)m
 うんうん。
 こうあるべきだよな。
 どこか別の地にいって、そこになにがあってどうのっていう説明なんてどうでもいい。そこで、筆者は何を感じたかが大事なのだ。でもって、その感じたことを通して、筆者自身を感じる。
 なんで、恩田陸はまるでビー玉のようだと思った。
 彼女を通してみる世界は、いつも透明だ。だが、ふいに歪が見える。別の色がすけて見える。
 世界は、美しく好奇に満ちていると信じられる。

 とはいえ、ちょっと呑みすぎなんじゃないかと、心配ですよww





JUGEMテーマ:読書


* by * 18:36 * エッセイ * comments(0) * trackbacks(0) *
室井摩耶子【わがままだって、いいじゃない。: 92歳のピアニスト「今日」を生きる】



 92歳の現役ピアニスト、室井摩耶子のエッセイというより語り。
 NHKの「団塊の世代」的な番組で、出てて知った。
 
 で、字が大きくて行間が大きい。
 読みやすい、つか、読みやすすぎるww

 で、結局人間、真摯に生きて行く姿勢を貫くことにこそ意味があるんだなと。
 「5歳をめいいっぱい生きなければ、6歳になれない」って言葉が、とても印象的だった。
 人生に無駄はない、ってよく言われるけど、それは、それに値する努力をしてきたからこそ得られる結果じゃないのかと思う。

 音楽が、ピアノが、それに応えてくれる。
 それを知ってる人は、やっぱり<幸い>なのだと思う。









 
JUGEMテーマ:読書


* by * 21:52 * エッセイ * comments(0) * trackbacks(0) *
恩田陸【メガロマニア】
メガロマニア (角川文庫)
恩田 陸 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012-09-25)売り上げランキング: 18296


 恩田陸が、中南米の遺跡を渡り歩いた旅行記。

 以前から、子供の頃、琴線に触れたものが近いと思ってた。NHKの「少年ドラマシリーズ」は絶対だよね、って思ってたら新聞のインタビューで、語っていて、やっぱりねって納得したりしていたのだ。
 が、さらに「未来への遺産」までもだったとは…。

 まぁ、ベクトルが一緒だとどうしてもアレに惹かれてどーしようもないよね。
 
 つーことで、「未来への遺産」マニアが旅するインカの夢のあとってことで、無駄に盛り上がってしまうのであった。
 
 恩田陸の旅行記は、空気感を描くのが上手いよねって毎度思う。
 土地に寄って、空気の匂いとか、色々がちがってくる。それをさりげなく、でも的確に描いている。
 今回は、熱帯から、高地までと、様々なところにいってるんだけど、そこなりの頬に触れる空気をかんじてしまう。
 多分こういう旅行記こそが、読んで楽しいんだと思う。
 つまり、読んでる方に想像させる、思いをとばせる余地があるということなんだろう。

 にしても、インカの遺跡は結構ハードなところにあるんですなぁ。
 私は、絶対いけないよww

 と、最後の「少年ドラマシリーズ」っぽく終わりが気になって仕方ない。
 だから、どうかさくっと書いていただきたいもんですよm(__)m











JUGEMテーマ:読書


* by * 21:23 * エッセイ * comments(0) * trackbacks(1) *
青柳いづみこ【六本指のゴルトベルク】
六本指のゴルトベルク (中公文庫)
青柳 いづみこ 中央公論新社 (2012-08-23)売り上げランキング: 9680


 本に出てくるクラッシック(ちょっとジャズもあるけど)をピアニストの観点から読み説くエッセイ。
 タイトルの「六本指のゴルドベルク」は、トマス・ハリスの「羊たちの沈黙」のレクター博士のことから。

 青柳氏は、音楽家である自分と、文筆家である自分が、常に両立してるだなぁって思って読んだ。
 「もの書きピアニストはお尻が痛い」では、両者の間をいったりきたりしてる感じがあったんだけど、このエッセイは完全に混在している。
 エッセイストとして、稀有な方なのだろうと感服いたしました。

 にしても、タイトルで読みましたね、思われるものがちょいちょいあって、微笑ましいというか同病相哀れむというか…。
 「大いなる聴衆」とか「ピアノ・ソナタ」とか、まぁ本の中にでてくる音楽のエッセイなんだから、音楽がでてこないと話にはならないんだろうけど、それでもやっぱり多い気がする。も、これは職業病かもしれんね。字が並んでても音楽関係の文字だけが、太文字になってるみたいに目にはいってくる。そんな感じかもしれない。

 あと、青柳氏のお人柄が…。
 生真面目で、素直で、前向きで、ってまぁそれだけなんてことはないのだろうけど、マイナスを表に出さない上品さが素敵だなと思います。

 うん、知的で上品、上質。そんなエッセイ。







JUGEMテーマ:読書


* by * 17:05 * エッセイ * comments(0) * trackbacks(0) *
恩田陸 他【作家の口福】
作家の口福 (朝日文庫)
恩田 陸 朝日新聞出版 売り上げランキング: 98648



 作家が語る食べ物の話。

 生きるためには食べなきゃいけないわけで、そこに個々の人生とか家庭とか生い立ちが見えてくるのが興味深い。
 つか、むしろ食育につかえる1冊かも。

 週刊誌に連載されていたもので、4回づつっていうくくりで皆工夫してるのが面白かった。

 朱川湊人氏の父のお弁当の話には、ほろっとさせられた。
 






JUGEMテーマ:読書


* by * 20:31 * エッセイ * comments(0) * trackbacks(0) *
吉行和子【老嬢は今日も上機嫌】
老嬢は今日も上機嫌 (新潮文庫)
吉行 和子 新潮社 売り上げランキング: 83807


 女優、吉行和子のエッセイ。

 俳優は感性って、いうのを聞いたことがあっただが、まさに<感性>の人だった。
 しかも、常に視線がやさしい。
 ドラマにもなった母、あぐり、や早世した作家の父、芥川賞作家の兄と妹という、強烈すぎる家族の中で、地道に人生を愛している感じがなんとも微笑ましいのである。
 
 女優という華やかな世界にいるはずなのに、とても地道な人なのだ。

 こういう風に年をとっていけるといいなと思った1冊でした。





JUGEMテーマ:読書


* by * 21:00 * エッセイ * comments(0) * trackbacks(0) *
川島隆太【さらば脳ブーム】
さらば脳ブーム (新潮新書)
川島 隆太 新潮社 売り上げランキング: 39128


 個人的に、川島教授にはたいへん感謝している。
 旦那が脳出血で倒れたあと、リハビリで使ったのが「脳を鍛える大人のドリル」だった。おかげさまで、完全失語で、一生車椅子と言われた旦那は、今自分で歩き、日常会話も支障なくできるようになった。
 
 この本は、川島教授が「脳を鍛える大人のドリル」を出版するにいたった経過と、それに続くDSソフトの発売、そして起こった脳ブームのなかで、教授が感じたこと考えたことが赤裸々に書かれている。
 とはいえ、とってもあっさり書かれているので、むしろそのあたりの教授の自制心の高さに感動するのであった。

 研究者としての矜持と、プライド。
 そして、全く土俵の違うところからの攻撃や、マスコミの歪曲に対しても、それはそれで仕方ないけど、と現象を受け入れつつ言うべきことは言っている強さ。

 お茶目で、無邪気な川島教授の姿が、垣間見えて素敵でした。

 実際、脳トレをしたことによって、運動機能が改善された症例もあったそうだ。実験データーとしてとってないからか、教授は脳トレで活気がでてきたからであろうと書いておられるが、脳トレで脳の血流量が増えることでの改善だと私は思います。
 と、最初の医療現場の冷淡さも書かれていたが…。
 ドリルのおかげで、びっくりするぐらい読む力がついた旦那で、担当の医師がびっくりして「なにかやってるか」と聞くので、これをやってるとドリルを見せた。
 が、その後病院としてそれを取り入れた話はきかない。
 まぁ、病院としては臨床実証ができてないことは取り入れられないのだろう。それは理解する。
 なので、結局のところ自分を守るのは、自分自身なのである。自分の日頃の地道な学習意欲が、自分を助けるのだなぁと、改めて感じたのであった。

 にしても、DSでの利益を受け取らないとしたとき、家族を含めて色々いわれたそうだ。
 あのニュースを見たとき、家族の言い分があるだろうと思ったら、やっぱりそうだったんですねww




JUGEMテーマ:読書


* by * 20:50 * エッセイ * comments(0) * trackbacks(0) *
ウシキケイシロー【モア・モアレ】
モア・モアレ
モア・モアレ
posted with amazlet at 10.07.05
ウシキ ケイシロー
TOKIMEKIパブリッシング(角川グループパブリッシング)
売り上げランキング: 1165


 「だるまさんが転んにゃ」でおなじみの猫、モアレちゃんの写真集。
 
 ついに出ましたよ。
 ネコブログの出版ブームのなか、真打ち登場って感じです。
 DVDもついてます。「だるまさんが転んにゃ」もはいってます。

 いやあ、可愛い。
 ホント、モアレは可愛いです。
 ありったけの愛情をもらって、すくすく素直に育った猫って感じで、人間もこれぐらいすくすく育つと幸せだろうなと…。
 見てて、よくわからんけど、幸せになった気分がします。

 すっきりとしたレイアウトがまたシンプルでいい。
 動画やブログみてる時も思ってたけど、ウシキ氏の美的センスが光ってます。

 ま、私としては「猫がみる、猫がみる」や「びしょびしょモアレ」という好きな動画が入ってなかったのが残念なんですけどね。

 にしても、ホント、モアレはフォトジェニックだねぇ。しみじみ。







JUGEMテーマ:読書


* by * 21:38 * エッセイ * comments(0) * trackbacks(0) *
***
Google




芭蕉を偲びて ←いちおしです。
friends
**Ciel Bleu**
最強読書サイトです。

にほんブログ村 本ブログへ



Search
Material by web*citron
* TOP * >>
New Entry
Recent Trackback
Recent Comment
Link
Category
Archive
Calendar
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< August 2017 >>
Profile
Others

* TOP * >>