*読書記録*

読書記録、日々徒然。映画&ゲームもあります。
あたりまえですが、無断転載禁止ですよ。
と、コミュニケーションの取れないコメント&宣伝目的のトラクバック&ステマは内容問わず削除させていただきますm(__)m
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大石圭【自分を愛しすぎた女】
自分を愛しすぎた女 (徳間文庫)
大石 圭 徳間書店 (2017-04-07)売り上げランキング: 105,524


 タイトル通りです。

 32歳の自己愛だけで生きてる女性の半生と結末(?)かな。

 まあ、彼女が歪んでいくのは、結局のところ両親であり家庭のせいなんだろうけどね。
 「家族は愛憎を煮詰める大釜」ってジョナサン・ケラーマンの小説の一説がずっとぐるぐるしていたよ。

 スポイルする父と祖父母ときっちりしようとする母親の間で歪んでいくのだけど、これって根本は父親と母親の不仲だよねと思う。もしかすると嫁姑の確執もあったのかもね。

 ともあれ、中途半端に芸能事務所に所属いたせいで、外見だけに全力を注ぐ、注ぎすぎてほぼ拒食症になっているのだけど、本人はそれがダメだと気づけない。
 うーん。
 もしかすると、人は考えること、考えて自分の状況を変えること、が一番負担なのかもね。
 なので、彼女はある意味一番楽な方向に流れていく。

 自分の何がダメなのか、考えることはしない。

 で、流れ着いた先は…。
 なんか悲惨な結末だったけれど、もしかしたらこれは彼女が変わることができる機会になるのかもしれないと、微妙に光がある感じでした。

 にしても、大石センセの好みのタイプはぶれないっすなぁww







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* by * 21:47 * ホラー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
大石圭【人でなしの恋】
人でなしの恋。 (光文社文庫)
大石 圭 光文社 (2016-11-09)売り上げランキング: 40,959


 若く美しい義母を介護する青年。
 大石圭なので、本当に人でなしです。

 義母への歪んた愛の結果、彼は罪を重ねることになるのだけど。
 義母も義母で…。
 この辺の美人だけど、性格が、っていうのはステレオです。

 もっとも、このステレオなのが大石圭の魅力なのであって…。
 うむ。
 ジョン・ソール的になってきたかもしれない。
 
 って、ここんとこジョン・ソールの新刊でてないが、どーしたんだ??
 





 

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* by * 20:48 * ホラー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
盒狭酩А撻鼻璽襯 最終章 夜の誘い】
ドールズ 最終章 夜の誘い (角川文庫)
高橋 克彦 KADOKAWA/角川書店 (2016-08-25)売り上げランキング: 87,434



 ドールズシリーズの最終作。
 前作で「箱神」を追って、死んだ聖夜のお葬式から始まりますよ。
 
 で、壮大な冒険になっていくのだが…。
 ちょっと駆け足だったかな。でも、様々なことへの膨大な知識に圧倒される。
 が、それを生かすために(?)ちょっとご都合かねっという展開が…。

 まぁいいんだけど。

 でも、やばげな展開になったからこそ、怜ちゃんと目吉の混在っていうのがなくなっていて、それが面白いのに残念だったかも。まあ、そこで怜ちゃんがどうのってなると、彼女のトラウマになりそうだから、むしろなくてよかったんだろうけど。

 なんか、ホラーで始まったシリーズだったけど、最後はほんわか暖かい光に満ちていた。
 人は望むかぎり、光に手を伸ばそうとする限り、前にむいて進んでいけるという、多分そういうこと。

 智内兄助氏の表紙が今回も素敵でした。
 (そもそも表紙買いだったしね)



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* by * 20:24 * ホラー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
大石圭【優雅なる監禁】
優雅なる監禁 (角川ホラー文庫)
大石 圭 KADOKAWA/角川書店 (2016-07-23)売り上げランキング: 27,890


 双子の兄弟に監禁された、美人歯科医の戦い。
 
 良くも悪くも大石圭です。

 にしても、悪いことするヤツに限ってお金があるっていうのはどうなんでしょうね。
 (監禁のために部屋を立ててしまうぐらい)

 で、監禁の果てに生きるために開き直る主人公。
 まぁ、そこまで追い詰められたとはいえ、残忍なスイッチがはいったら、人間ってどうしようもないなと。

 とはいえ、このスイッチがはいるまで、というかはいる瞬間あたりの描き方が、うまい。
 大石圭、こういうところが繊細でうまいと常々思っているんだけどね。

 安定の面白さでした。



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* by * 21:24 * ホラー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
大石圭【地獄行きでもかまわない】
地獄行きでもかまわない (光文社文庫)
大石 圭 光文社 (2016-01-08)売り上げランキング: 50,920


 合コンで知り合った女性を手にいれるために、一つの嘘をついた男。

 まぁ、お決まりに転落していくのだけど、これがなかなかしぶとい。
 ダメだ、ってなってくると、何かの助けがはいる。いい意味でも悪い意味でも。で、どんどん自ら首をしめていくことになるのだが…。

 周りにはとんでもない迷惑男なんだけど、本人はいたって幸せそうなのである。
 一応、苦悩とかあるけどね。
 が、基本、お気楽で幸せそうなのだ。

 うむ。
 大石圭、なんか心境の変化でもあったのか??
 って思わせられた。

 女性のステレオタイプは相変わらずです。と、裏の宣伝文句は、ちょっとあおりすぎww

 ともあれ、ん、変わった?って印象が強かった。



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* by * 09:59 * ホラー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
小野不由美【残穢】
残穢 (新潮文庫)
残穢 (新潮文庫)
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小野 不由美 新潮社 (2015-07-29)売り上げランキング: 2,384


 マンションで変な音がするという、作家に送られた手紙を発端に、原因をひもといていく話。

 単行本が出たときに、とんでもなく怖い、と宣伝が出ていてびくびくしながら読んだんだが…。
 確かに怖い。
 が、怖いの種類がちょっと違う。

 「四谷怪談」とか「リング」とか、そういうありそうでないような恐怖ではない。
 語られる事象は、あくまで他人のことなのだ。作家が聞いたことを文章にした、というスタンスはゆるがない。
 揺るがずにいられることが、怖い。

 とにもかく説明に困るけど、怖さのベクトルが他と一線を画しているのは間違いない。

 ああ、山岸涼子氏のホラー漫画で、霊道になっている家の話があって、一番怖いのはたくさんの霊に囲まれていても全く気付かないその家の主っていうのがあったのを思い出した。うん。それと同じベクトルで、怖かったんだと思う。






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* by * 21:48 * ホラー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
大石圭【殺意の水音】
殺意の水音 (角川ホラー文庫)
大石 圭 KADOKAWA/角川書店 (2015-08-25)売り上げランキング: 16,450


 色々なことが積み重なって、壊れていく青年の話。

 うーん。
 単に運が悪いとか、環境が悪いとかで、片付けられない感じなのがなんとも後味が悪いのである。
 まぁ、やってることはひたすらエグいんですけど。

 でも、結局のところ閉塞された場所から抜け出せなかったのは、彼自身の視野の狭さ、というか、価値観の偏狭性のためのように感じる。
 って、そういう人格に育ったのは、その環境故であるのは間違いないのだろう。

 人は、神とか何かそういう大きなものの掌の中で、もてあそばれているだけなのかもしれないと、思った。













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* by * 21:45 * ホラー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
大石圭【きれいなほうと呼ばれたい】
きれいなほうと呼ばれたい (徳間文庫)
大石 圭 徳間書店 (2015-06-05)売り上げランキング: 26,506


 冴えない女の子が、美容整形医師から美容整形と愛人契約の話を持ち込まれる。

 …整形したとたん、大石圭のステレオなヒロインに変わってしまって、ちょっとびっくり。
 ま、人の性格は外見で左右されるところが大きいからな。

 あと、最近のヒロインは結構強いです。
 火事場の馬鹿力的な強さかもしれないけど、なんか強いなって感じ。

 にしてもタイトルが上手すぎるよね。
 胸の底に、チクっとくる感じが絶妙。

 と、結局のところ自我がない子の親って、いわゆる毒親なんだよね。
 親がせっせと子供の自我をつみとって、いざ子が自分で自我を得たら猛烈に拒絶する。
 美容整形で愛人という自我の獲得は確かに問題だが、それにしてもヒロインの親が毒すぎて切なかったよ。








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* by * 21:48 * ホラー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
小野不由美【鬼談百景】
鬼談百景 (角川文庫)
鬼談百景 (角川文庫)
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小野 不由美 KADOKAWA/角川書店 (2015-07-25)売り上げランキング: 388


 いわゆる「百物語」で、1篇1篇は短い。
 が、この短さが怖い。

 以前、アニメの「妖怪レストラン」見たときも思ったけど、<オチ>がない怪談ほど、あとが怖いものはない。
 その怪異の所以がないということは、決して他人事ではないということなのだ。
 だからこわい。

 というのを、延々とかみしめながら読んでました。
 
 にしても、決して話としては珍しいものではない。怪談としてのパターンから逸脱するものではない。が、そこにじわっとくる怖さを入れてくるのは、作者の腕なんだろう。
 と、同時に、怪談噺のテンプレートをここまで昇華させている日本文化のすごさを感じるのである。

 うん。
 これらは<日本語>だから怖いんだよ。
 文字だから、あとからじわじわくるんだよ。
 
 いかん、思い出したらまた怖くなったよ…。









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* by * 16:50 * ホラー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
大石圭【堕天使は瞑らない】
堕天使は瞑らない (光文社文庫)
大石 圭 光文社 (2014-05-13)売り上げランキング: 81,076


 
 バリ島で、挙式するために一組のカップルが出国する。
 結婚を機会に、自分を振り返ったり出会いを思い出したりするカップルなんだけど、新婦は男性だった。

 ここんと、マイノリティーを主人公にもってきてるのが多いっすね、大石氏。
 嗜好がマイノリティーから、存在がマイノリティーにシフトしてるのか?

 まぁ、それでも女性的存在に求める女性らしさが同じなのが、すごいけど。
 うむ。
 古典的な(?)女性らしさが死滅しつつある今、こういう極端な世界じゃないと、そういうものは存在できなくなっているのかもしれない。
 って、妖精かww

 物語は、おっと驚く展開になるのだが…。
 いや、そもそも男性としてのパスポートしかもってない女性の姿になっている新婦と海外で挙式しようとする男っていうが、間違ってるよな。物事の本質の問題を見抜けない、というか理解できない男だということなんだろう。
 でもって、人な結局そういう浅はかさによって転げ落ちてしまうのだろう。
 あああ。





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* by * 22:17 * ホラー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
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