*読書記録*

読書記録、日々徒然。映画&ゲームもあります。
あたりまえですが、無断転載禁止ですよ。
と、コミュニケーションの取れないコメント&宣伝目的のトラクバック&ステマは内容問わず削除させていただきますm(__)m
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レイ・ブラッドベリ【とうに夜半を過ぎて】
とうに夜半を過ぎて (河出文庫)
レイ・ブラッドベリ 河出書房新社 売り上げランキング: 298,826


 短編集。
 まず、廃墟の火星で青い瓶をさがす「青い瓶」にガツンとやられる。
 
 ブラッドベリらしい、幻想と美しさと切なさとがてんこもりなのだ。
 とはいえ、全体的に<地に足がついた>感じがするのはなぜだろう。
 書き手も、読み手も、年齢があがって、人生の哀惜を知ったからか?
 うん。
 もしかすると「ウは宇宙船のウ」とかも、今読むとまた違ってくるのかもしれない。
 味覚みたいに、経験と年齢によって浮かび上がってくるものがある、というのが、実はブラッドベリの最大の魅力だったのかもしれない。と、ようやく気づく。

 奥深い。




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* by * 10:01 * SF * comments(0) * trackbacks(0) *
恩田陸【私と踊って】
私と踊って (新潮文庫)
恩田 陸 新潮社 (2015-04-30)売り上げランキング: 43,050


 ミステリーあり、SFあり、色々な恩田陸が読める短編集。

 どれも面白かったし、はっとするものが多かった。
 夭折したピアニストに憑依(?)される「二人でお茶を」が切なかった。
 憑依した方も、された方も、ピアノという呪縛から逃げられない、というかその状況を喜んで迎え入れている。その欲というか、熱情が切ない。音楽のもつ魔力が淡々とでも濃厚に描かれている。

 と最後の「東京の日記」が面白かった。
 近未来の東京の次第に閉じていく感じを外国人の視点から描いているのだけど、他人事な感じがちょっと怖かった。でも、お菓子はおいしそうだった。

 うむ。
 美味しいものを美味しそうに描かれてるのって、すごい大事だと思う。



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* by * 10:04 * SF * comments(0) * trackbacks(0) *
西尾維新【続・終物語 】
続・終物語 (講談社BOX)
西尾 維新 VOFAN 講談社 売り上げランキング: 26


 高校卒業の翌日、暦は新たな怪異と遭遇する。

 あとがきで、「読んでも読まなくても」とか箱に「趣味で書かれた小説」とかあるんですけど、でも、ようするにこれまで暦自身について語られてない所以で派生したものではないかと思う。
 語り部であるにも関わらず、体をはってそれぞれの怪異と対峙してきたにも関わらず、なぜ?という部分があやふやなままきているのだと思う。
 そう、なぜ阿良々木暦は怪異と遭遇するのか。そして、それを見て見ぬふりがなぜできないのか。
 なぜ??

 前作「終物語」で一応、高校にはいってやさぐれてた理由は語られた。
 が、だからといって、いきなり吸血鬼に体をさしだした理由にはならないだろう。

 で、今回のでそのなぞが解けたのかといえば、そうでもない。
 まぁ、結局すべては暦自身が原因であり、彼が招いてしまうことなのであるという、さすがに「続」をつけただけのことはあるって塩梅だ。
 
 ともあれ、暦は高校を卒業して大人になっていく。
 それも、切なく大人になっていく。
 その切なさを描いたもののように感じた。

 うん。
 大人になることで、失うものは本当にはないのかもしれないが、置いていかなければならないものは確かにあるよね。










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* by * 09:23 * SF * comments(0) * trackbacks(0) *
恩田陸【夢違】
夢違 (角川文庫)
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恩田 陸 KADOKAWA/角川書店 (2014-02-25)売り上げランキング: 9,567


 読んでいたのは、実はGWで…。
 しかも映画の宣伝の帯がついていた。

 指に視覚はないからいいかなって帯つけたままにしてたのだけど、あまりにも本編と映画の落差が激しくて最後には帯とったよ。つか、帯のせいでちょっと入り込めなかった。映画のばかばか。
 …しかし、なんでOKしちゃったんだろう、恩田陸。一応<原案>であって<原作>じゃなかったけどね。まぁ、あの紙に特徴のあるキャラでてきたら、無関係ですって言い張るのは難しいんだろうけどなあ。

 で、人の夢をみることができる技術ができた世界。ずっと前に死亡した予知夢をみる女性が、突然現れる。彼女は生きているのか? 
 というのに、神隠し事件とかがからんできくる。

 ちょっと風呂敷広げすぎたかなって感じ。
 最後にきちんとタイトルに帰結するのは、さすがって感じだったけど。
 うん、雰囲気はいいんだよね。ただ、これだけの話だから仕方ないんだろうけど、登場人物が多すぎる。仕方ないところをなんとかしていただきたかった。
 …ま、雰囲気がよかったからこその映画化だったんだろうなあ。
 やれやれ。





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* by * 21:06 * SF * comments(0) * trackbacks(0) *
成田良悟【バッカーノ!1935-C The Grateful Bet】
バッカーノ!1935-C The Grateful Bet (電撃文庫)
成田良悟 アスキー・メディアワークス (2013-10-10)売り上げランキング: 6,653



 お祭り騒ぎの用意がどんどん進んで人が一杯集まってきてますよ。
 それぞれの思惑があったりなかったり、背景があったりなかったりで…。
 このあったりなかったりが、結構怖い。
 ちゃんとバックボーンがあるからまともな思考と行動をするのかと思ったら、斜めいってみたり、反対に何もないのに的を射るような行動をとってたりと、相変わらずのしっちゃかめっちゃかなのである。

 ちゃんと次巻で終わるのかな。

 と、心配するのである。
 にしても、どのキャラクターも何かに対して<純粋>なんだよね。
 <純粋>さが怖い、っていうのはこのシリーズならの感じじゃないかと、毎度思う。



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* by * 22:31 * SF * comments(0) * trackbacks(0) *
成田良悟【バッカーノ! 1935-B Dr. Feelgreed】
バッカーノ!  1935-B Dr. Feelgreed (電撃文庫)
成田良悟 アスキー・メディアワークス (2012-12-08)売り上げランキング: 8,516



 1935年、出所したラッドに、NYの面々が絡み合って…。
 とりあえず、シャーネの母親に驚愕。 
 つか、シャーネってホント可愛そうな子なんじゃん。あんな両親なのに、シャーネは素直ないい子で、それだけで泣ける。でもって、そんなシャーネを選んだヴィーノは、やっぱり出来る男です。

 にしても、このシリーズの怖いところは、作者がとことん俯瞰してるところなんだと思う。
 絡みあって、ぐちゃぐちゃになっているようだけど、ほころんでる場所はあって、作者はそこを解けばどういう絵が出てくるか完璧に把握して、掌握している。
 物語は、往々にして進んでいくうちにキャラクターが意図しない意思をもって、進行をゆがめていくことがある。
 が、成田良悟は、その意図しない意思さえも、手の中で転がしているように思う。

 なので、結局のところ、どんなに嫌悪を感じたキャラクターにたいしても<哀れ>を感じるのだ。

 まぁ、それすらもきっと、成田良悟の策なんだろうけどね。

 …ラックの出番が少なくて、寂しかったよ…ww



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* by * 22:23 * SF * comments(0) * trackbacks(0) *
西尾維新【憑物語】
憑物語
憑物語
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西尾 維新 講談社 売り上げランキング: 2


 アララギくんをめぐる物語の結末へむかう序章。

 って感じですか。
 思えば、「傷物語」で自分を変え、「化物語」でアララギハーレムをつくった暦。が、暦も変っていくように、周りも変っていき、だからこそハーレムは散会していく。
 暦には、それを止める力はない。

 所詮、暦には力がないのだと、多分そういう物語だったのだろう。
 
 結局は、人間であるにしろ、モノノケであるにしろ、あるがままを受け入れるしかないのだ。
 そして、状況を打破すべく動くことと、そのままを受け入れることは、全く別次元の理なのだろう。

 …しかし、物語シリーズ、全部アニメ化きまったって聞いたんだが…。
 大丈夫なのか??
 アニメにできるのか????
 …心配ですww




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* by * 21:34 * SF * comments(0) * trackbacks(0) *
成田良悟【バッカーノ! 1935-A Deep Marble 】
バッカーノ!  1935-A Deep Marble (電撃文庫)
成田良悟 アスキー・メディアワークス (2012-09-07)売り上げランキング: 798


 ラッドが出所して、皆がニューヨークに集まりますよ。

 なんか、あと数作で終わるとか。
 って、このシリーズをちゃんとまとめよう、終わらせるっていう成田先生の度胸というか、度量というか、構成力というか、そういう類に驚愕した。
 永遠に続けていこうと思えば続けられるのにね。だって、メインキャラは不死者なんだから。

 で、1935年におけるそれぞれを描いてます。
 うん、それで終わってる感じはいなめないが、まぁ、それはそれで次への期待が高まるってことで。

 相変わらず、アイザックとミリアのバカっぷるがいい味だしてます。

 にしても、あれっすね。
 も、このシリーズ、アニメの声以外が浮かばないんですけど。
 故に、ラックが無駄に格好よすぎてww
 
 小説が完結してからでいいから、またアニメ化すればいいのにね。
 つか、してほしいです。切望してます。

 そして、毎度ながら「一体どこに嘆願すればいいのだろう」と悩むのであったww








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* by * 22:06 * SF * comments(0) * trackbacks(0) *
成田良悟【デュラララ!!×11】
デュラララ!!×11 (電撃文庫)
成田 良悟 アスキー・メディアワークス (2012-05-10)売り上げランキング: 399


 前巻が、子供と大人の話だったのに対して、今回はその中間であり、物語の中心というよりちょっと外れた人の話。
 物語の外周を廻っているようで、誰もかれもしたたかで、癖があってすごいです。

 とはいえ中間あたりのストッパーであるドタチンも、静雄も身動きとれずにいる。
 故に、物語は純粋にねじれていく。

 うん、結局静雄もストッパーなんだろうな。まぁ、彼の場合は、全てを薙ぎ払い焼き払って平地にしてしまうような納め方だけど。

 そして火種がなければ、それを作り、燃料が足りなければたしていく、臨也。
 「人ラブ」と相変わらずうそぶいているけど、どうやら人ラブだからこそ、人外ものにを嫌悪してるっぽい。
 いっそ、人外を愛でた方が彼の気持ちも通じそうなのにね。
 うむ。彼は、根っからのロマンチストなのかもしれん。

 ともあれ、投じられた一石によって動き出した物語。
 傍観者的立場にいた、セルティもそこにはもういられないみたい。

 新羅と幸せになって欲しいけど、多分ダメなんだろうなぁ。あああ。





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* by * 21:33 * SF * comments(0) * trackbacks(0) *
篠田真由美【永遠なる神の都 神聖都市ローマ 〈龍の黙示録〉】
永遠なる神の都(上) 神聖都市ローマ 〈龍の黙示録〉 (祥伝社文庫)
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永遠なる神の都(下) 神聖都市ローマ 〈龍の黙示録〉 (祥伝社文庫)
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 シリーズの最終作。
 も、なんでもなりなんで、むしろなんでモビルスーツがでてこなんだろうって、思ったぐらいだww
 でもって、結局誰もかれもがほぼ、人間?な感じになってしまうし…。
 まぁ、これはこういうものだからいいんだろうけどさ。

 っても、なかなか龍が出てこないので、そこはちょっとね。
 
 と、結局のところ壮大な兄弟げんかって感じだったかな。
 
 うん、これはこれでいいんだけど、って、だけどがつく感じが全編通してなのでありました。





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* by * 20:02 * SF * comments(0) * trackbacks(0) *
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