*読書記録*

読書記録、日々徒然。映画&ゲームもあります。
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柴田元幸  編 【世界は村上春樹をどう読むか】
世界は村上春樹をどう読むか (文春文庫)
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 17国23人による翻訳をとおした村上春樹論。
 
 各国のカバー絵の比較があったり、映画についての話があったりと、目からうろこな村上春樹論だった。
 と、同時に翻訳家の苦労がしのばれました。

 春樹の小説って、料理がよくでてくるけど、それをどう翻訳するかっていうのでも千差万別で、そのあたりからその国の文化も見えてくるのが興味深かった。
 と、どの国の翻訳家も、ものすごく村上春樹が好きっていう熱意がすごくて、圧倒されました。

 シンポジウムでの話を書き起こしているものだから、読みにくい部分も多々あるけど、全体を通して面白かったです。

 



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* by * 20:19 * 評論 * comments(0) * trackbacks(0) *
斉藤美奈子【文学的商品学】
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◆斉藤美奈子「文学的商品学」

 文学を商品カタログを読むように読んでみようという評論。
 
 やっぱ、面白いよ、斉藤美奈子。
 でもって、とりあげているのが案外古典だったりする。ってことで、漱石も鴎外も谷崎も、なんだか新鮮に見えるのであった。

 ま、これの面白さは読んでみないとわからないってことでww

 「紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像」「妊娠小説」に通じる面白さ。

 にしても、小説家の男性って、なんでああも非フェミニズムつか、非ジェンダーなんでしょうねぇ。つか、幻想を女性に押し付けるんでしょう。
 ま、男性っていうものはそういうもの、と言ってしまえばそうだろうし、小説家だから更に感傷的であるといえば、もっとそうなんだろうけどね。

 

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* by * 21:30 * 評論 * comments(0) * trackbacks(0) *
大森望 豊崎由美【文学賞メッタ斬り!】
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◆大森望 豊崎由美「文学賞メッタ斬り!」

 巷で評判の<メッタ斬り>やっと文庫オチです。

 各文学賞について、あーだこーだと言ってるのだけど、地方文学賞までしっかり網羅し、ある意味今日の日本文学を語るものになっているのではないかと。

 「坊ちゃん文学賞」が優等生って扱われてて、ちょっと嬉しいww
 打率いいもんな、坊ちゃん文学賞。

 あと、審査員の先生方に対して云々。
 しかし、審査員の先生はたいてい作家だ。ってことは、産みの苦しみを知っているはずだし、意図されない読み方をされることに憤慨する気持ちだってすごくあるはずだ。なのに、審査の評って、同業者なんですか?って問いたくなるようなものが多いのはなぜ??
 きっと、この辺に日本文学と、出版社との間の利権への歪みみたいなのがあるんだろうなぁ。

 こわっ。

 ショパンコンクールの審査員をしている中村紘子氏が「コンクールは次のスターを生み出すもの」と言っていた。つまり、その場の演奏がとてもよくても、スターになる要素というかオーラというか、そういうものがない人は少なくともショパンコンクールでは優勝できないってことらしい。
 色々言われている芥川賞だけど、いっそこれぐらいの開き直りで選べばいいのにね。「これは、これから売れる作家になるだろうという人にあげる賞です」って。出版会の疲弊は半端ないんだから、その方向にいくべきじゃないかねぇ。
 アイドル作家でもいいじゃない。芥川賞なんだから。その分きっと野間文学賞とかがしぶくがんばってくれるよww

 





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* by * 20:50 * 評論 * comments(0) * trackbacks(0) *
加藤典洋【村上春樹 イエローページ2】
オンライン書店ビーケーワン:村上春樹イエローページ 2
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◆「村上春樹イエローページ2」

 大学のゼミでの村上春樹研究をまとめた2冊目。
 「ノルウェイの森」から「ねじまき鳥クロニクル」までを論じている。

 1でも思ったけど、もしかして一番まともな評論かも。
 春樹を論じるとなると、どうも世の中、春樹を通した自分を、好意的にしろ悪意が見えてるにしろ、とにかく自分を論じたものが多数だ。もしくは、作品をとおして春樹という存在を論じたりしている。
 純粋に作品だけ、というのは難しいのかもしれない。
 が、仮に海外の作家であったらどうなのだろう。その人のバックボーンについて語ることは多少あっても、その作品を通じた自分や、その作家を通した自分、などを評論することはあまりないと記憶している。
 
 とはいえ、日本的な部分がないわけじゃない。
 多少、くどい部分があったりして、春樹を通した自分を語るぎりぎりの線で踏みとどまっているところもある。
 うむ。この本の面白さは、その境界を波乗りしているようなところか。

 しかし、前に読んだ斉藤美奈子の「文壇アイドル論」での「村上春樹は、テレビゲーム」というのが、やっぱり一番のように思う。
 うん、これ以上の言葉もこれ以下の言葉もないだろう。
* by * 22:30 * 評論 * comments(0) * trackbacks(0) *
斉藤美奈子【文壇アイドル論】
文壇アイドル論
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◆「文壇アイドル論」

 まず槍玉にあがってるのが、村上春樹。
 ゲームのように、ゲームだけする人に、攻略する人がいて、裏技がどうのってなって、と確かに、春樹の周りの動きをゲームのそれを比べるとそっくりだ。
 相変わらず視点が冴えてる斉藤美奈子なのである。
 
 斉藤美奈子は評論はしていても、評価はしていない。
 また、生理的なものは語らないし、感情でも語らない。
 そこがすごいのだ。
 よく男性は理論的で、女性は感情的といわれるが、批評などを読むといかに男性が感情的であるかがよくわかる。

 田中康夫も取り上げられていた。
 私は田中康夫の小説はいいと思ってる。最近読んでないけど。
* by * 22:53 * 評論 * comments(0) * trackbacks(0) *
加藤典洋【村上春樹 イエローページ1】
村上春樹 イエローページ〈1〉
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◆「村上春樹イエローページ1」

 大学のゼミでの村上春樹研究です。
 でも、中身はまるでオタクww いやあそこまで読み込まなくても、ってかあんまりにもあっさり読んでてすみません、って言いたくなってしまいました。
 1、とあるようにこれは続きます。
 で、1は「風の歌を聴け」から「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」までの初期作品を取り上げてます。
 鼠はすでに死んでいた、とか、羊とはなんぞや、とか、この辺りの村上ワールドにどきどきした人は、間違いなくこれもどきどきすると思います。

 初期は、抽象的な物語が多かったのだけど、このあと「ノルウェイの森」とかのリアリズムに村上春樹はなっていくんだけど、その辺りをどう料理したのか、すごく気になります。
 2は、10月発売、ですか??

 追記
 下にはったのは、全作品集です。
 春樹買うんだったら、これが一番。なぜなら、春樹の単行本、文庫ともに解説もあとがきもなにもないから。この全作品集だけ、春樹が作品にまつわるエッセイを書いてます。これが、面白い。
 このエッセイだけまとめて出してほしいぐらいだ。
 なので、絶対これww


村上春樹全作品 1979〜1989〈1〉 風の歌を聴け;1973年のピンボール
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村上春樹全作品 1979〜1989〈2〉 羊をめぐる冒険
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* by * 12:55 * 評論 * comments(0) * trackbacks(0) *
斉藤美奈子【あほらし屋の鐘が鳴る】
あほらし屋の鐘が鳴る
◆「あほらし屋の鐘が鳴る」

 斉藤美奈子の雑誌に掲載されていた、オジサンの勘違いを切った(?)エッセイ。
 さすがにこういう時事ネタは、文庫落ちで読むとしんどい部分もあるが、それでも「オジサンって成長ないよなぁ」と苦笑いしながら読めるのであった。
 女性誌探検隊で、女性誌をばさばさと切ってるのはかなり笑えた。
 
 そーいや昔雑誌で、少女マンガ何を読んできたかで○○タイプみたいなヤツがあったんだが、急にそれを思い出したよ。
* by * 14:02 * 評論 * comments(0) * trackbacks(0) *
夏目房之介【マンガは今どうなっておるのか?】
マンガは今どうなっておるのか?
◆「マンガは今どうなっておるのか?」

 このタイトル、なんか微妙なので、へんに検索するとひっかかりませんので。
 ついでに、夏目房之介で検索しても、これは頭にきません。最新作だと思うんだが、どーなってるのだ??

 ま、内容はタイトルそのまんま。
 表紙が、よしながふみ、だったのと、よしながも、ハガネも論じてるとかで、つい買いました。
 が、肝心なのが短いよ(涙)
 ともあれ、「よしなが読まずして、マンガが面白くないと言うな」つーのには、深く共感。だが、よしながが照れ屋とかっていうのは、違うと思うんだけどな。よしながの、背景を極端に排除した手法は、照れ屋とかじゃなくて、ものすごく計算した結果なんだと私は常々思ってる。で、そのアップが続く数コマなんて、表情の微妙さに、胸をつかれてしまう。一体、この人はこの一コマを描くのに、どれだけのエネルギーを使っているのだろう。
 と、思わず、よしなが絶賛コメントになっているが(ww)まぁ、それなりに面白いので<をい
* by * 21:05 * 評論 * comments(0) * trackbacks(0) *
村上春樹【若い読者のための短編小説案内】
若い読者のための短編小説案内
◆「若い読者のための短編小説案内」
 村上春樹がアメリカの大学でもっていた講座をもとに、六人の作家の短編小説を読み解いたもの。
 今まで読んだ評論とか、解読とは、一味も二味も違う。でも、普通に読書してる感覚にはものすごく近いかもしれない。
 これをきっかけに上げられた作家を読むようになるかというのは、ちょっとないかもしれないが(ちょっとアニマックな作家に、アニマックな作品だから)こういう読み方もありっていう肯定は、非常に大きいかもしれない。
* by * 22:30 * 評論 * comments(0) * trackbacks(0) *
「スティーブン・キングの研究読本 モダンホラーとUSA」
スティーヴン・キングの研究読本―モダンホラーとU.S.A.
スティーヴン・キングの研究読本―モダンホラーとU.S.A.
 北宋社という、聞いたことない出版者から出てる色んな人がキングを語ってる本。装丁変えて出版してるので元の出版年がわからないが、内容からして1985年あたりみたい。なので、古い。結局キングとはなに?みたいな話で終わっている。まぁ、昔だとホラー作家を真面目に評価すること自体が異例だったからなぁ。
 買った目的は、春樹の文が載っていたからなんだけど、期待にそうものでした。
 っても、もう今読む必要はないかな。キングの初期作品だけが好きですって方むきだなww
* by * 15:53 * 評論 * comments(0) * trackbacks(0) *
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