*読書記録*

読書記録、日々徒然。映画&ゲームもあります。
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DVD【ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン1 vol.2】
ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン1 コンプリートDVD-BOX (4枚組)
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン (2009-06-12)売り上げランキング: 9693



 4話、危険な高層ビル
 5話、少女誘拐事件

 FBIの捜査官である兄と、数学者である弟が、謎を解決していくシリーズ。
 ぶっちゃけ、ガリレオやミスター・ブレインかと思ってたら大間違いでした。個々の人物像がしっかりしていて、骨太で面白い。

 「危険な高層ビル」
 学生が自殺するのだが、弟は飛び降りた時に風の影響をうけてないと判断してそれは他殺だと主張する。学生は、ある高層ビルが好きで、それについて調べていたらしい。
 兄弟のバックボーンとか、やもめらしい父とか、そういう説明はあっさりないです。でも、話の進行や会話できちんと伝わってくる。いい脚本だ。
 でもって、学生の両親に対する弟の誠実な態度には涙腺がゆるんだ。
 

 「少女誘拐事件」
 誕生日のパーティをしていた6歳の少女が誘拐される。犯人のねらいは、身代金ではなく父親が解こうとしている数学の仮説の証明だった。
 素数がセキュリティーの原理になっているっていうのは、全く知りませんでした。すごいな、数学。
 でもって、犯人の真の狙いや、どう対処するかとか、一つ一つがピンボールのように転がっていきつながっていき、びっくりの展開となるのが面白い。
 兄ちゃんの相棒の女性捜査官が、美人さんで格好よいです。
 昔つきあっていたらしいんだが…。この先展開があるんですかねぇ。
 つか、兄弟二人とも一人でいたらそりゃパパも心配だろうにww





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* by * 11:03 * DVD * comments(0) * trackbacks(0) *
恩田陸【私の家では何も起こらない】
私の家では何も起こらない (幽BOOKS)
恩田 陸
メディアファクトリー
売り上げランキング: 1027


 小さな丘の上に建つ二階建ての古い家。が、ここはいわくつきの幽霊屋敷だった。

 10の章は、それぞれ別の人間の主観で語られる。主観のみで語られるから、視野が狭い感じがどうしてもする。視野が狭かったり、明るさが足りなかったり、見るべきものを見ていなかったり、という閉塞感がたまらなく怖い。
 そう、語り手は、あっけらかんと淡々と語っているけれど、その五感は常に囲われ、縛られている。人間、実際のところ一番怖いのは<閉じられてる>ことなのかもしれない。

 タイトルが起因しているのだろうけど、昔読んだ山岸涼子の漫画を思い出した。霊の通り道にある家で数々の霊現象が起きるのだけど、その女主人はは無頓着でいる。霊現象を恐れそこをやめるという家政婦が、これだけの霊がいて平気だという女主人こそが怖いのだと、いう話だ。

 「私の家」の<私>は、その漫画の女主人公より、怖い。というより、醜悪なのかもしれない。
 「何も起こらない」と言いながら、<私>はその存在を感じている。そのうえで、幽霊とはこういうものであるのかもしれないと結論つけてしまう。
 確かに、人が生きて死ぬという命の連鎖は、一人や個人のものではない。
 だからといって、そんな風に断じてしまうのは、幽霊の存在がやるせないじゃないんだろうか。

 …が、これも転じて、<私>が異様の存在におびえているという証なのかもしれない。

 怖がられて、恐れられて、なんぼの存在だものね。幽霊って。





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* by * 19:58 * ホラー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
いわさき砂也【Dear Girl~Stories~響 2】
Dear Girl~Stories~響 2 (シルフコミックス 12-2)
諏訪 勝
アスキー・メディアワークス



 「声優系とんでも乙女コメディ」の2巻目。
 
 相変わらず、にゃーさんがめがっさ可愛いです。
 ストーリーは、いわば王道。ボケは、とことんボケるし、つっこみはとことんつっこむ。ケンカして仲直りしたり…。
 どっかの少年誌のポリシー(?)を思い出したりするのであった。

 ともあれ、虚像とリアルのバランスが、絶妙にいい。
 いろんなコネタを仕込みつつ、でも、これは虚構なんですよ、っていう一線を保ってる。いわばその軸の歪みのなさが、面白さの要因なのかもしれない。

 気楽に読めて、最高に面白いですよ。







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* by * 21:01 * コミック * comments(0) * trackbacks(0) *
ガイ・バート【ソフィー】
ソフィー (創元推理文庫)
ガイ バート
東京創元社
売り上げランキング: 90210


 イギリスの田舎町で、少年は賢く大人びた姉を暮らしている。父はほとんど家には寄りつかず、母親は二人には全く関心を払わない。
 今、成長した二人は、過去を語りあう。

 執拗までに過去と現在が交錯する手法に、戸惑う。
 そして、読後にはその戸惑いが驚愕にかわる。

 不思議な物語だ。
 あくまで少年の視点なので、肝心なところがわからない。姉が本当は何を考え、何をしようとしていたのかとか、両親の存在感のなさの理由とか、そういうむしろ物語の核になる部分は、曖昧のままになっている。

 物語はすでに閉じている。
 だから、理由はもう必要はない。

 まるで、ドームにうつる星空のようだ。
 偽物の空。閉じられているのに、星は遠くまたたく。
 子供時代の郷愁は、多分、そんな風なものなのだろう。







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* by * 20:37 * ミステリー(翻訳) * comments(0) * trackbacks(0) *
緑川ゆき【夏目友人帳 (9)】
夏目友人帳 9 (花とゆめCOMICS)
緑川 ゆき 白泉社 (2010-01-04)


 毛玉みたいな妖かしを助ける話と、的場の家に色々あって監禁されちゃう話と、藤原夫妻に引き取られ前夏目のことがちょっと好きだった女の子の話。

 毛玉の妖かしは、アニメになってましたな。
 名前を返してもらったけど、大事な指輪をなくし、それを夏目のせいにして、夏目がそれを見つけたら、やっぱりお前が盗ったんだという妖怪。まぁ、妖怪だからこういう話の通じない感じが本当なんだろうと思いつつ、普通に人間にもこーいう話が通じないヤツっているよなぁと思ったり…。

 でも、どういう場面でも毅然とした態度がとれるようになってきて夏目は成長しました。

 が、しかし、どうやら的場に友人帳の存在を知られてしまったみたいですよ。この先の夏目が心配です。
 滋さんの浴衣を着せてもらって、でもそれがちょっと大きかったけど滋さんに「体なんてすぐにデカくなるさ。来年にはぴったりになる」って、その言葉に温かさを感じるのが、毎度切ないです。
 それは、来年も再来年もずっとここにいていいよ、ってことなんだよね。

 人はこうやって、ちょっとした優しい言葉を日々聞くことで、優しく強くなっていくんだよね。

 







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* by * 16:54 * コミック * comments(0) * trackbacks(0) *
緑川ゆき【夏目友人帳 (8)】



 8巻は、文化祭と妖怪の話、田沼と妖怪の話、藤原夫妻に引き取られる直前の話、夏目に助けをもとめてきた妖怪の話。

 人とのかかわりあいを深めた8巻といっていいだろう。
 田沼と多軌という妖怪が見えるという秘密を共有している友達はもちろん、西村や北本という秘密を知らない友達とちゃんと関係を築いていっているところが切ない。
 多分こういうことで、かつての自分が秘密があったから他人から避けられたのではなく、自分自身が心を閉じていたことに気づいていくんだろう。でもって、ヘコムんだろうな、夏目。
 自転車に乗れない夏目。その練習をつきあってくれたっていう小さいエピソードに落涙してしまった。

 当たり前に甘受していることが、どれだけ周りの情愛に満ちていたことなのか、そういうことを教えてくれる。

 そうやって、藤原夫妻のところに行くことを、「行きたいです、お願いします」と自ら手をさしのばすことができて、本当によかったなぁと思うのである。
 っても、行きたいからと無茶をするところは、結局のところ変わってないよな、夏目。

 



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* by * 21:06 * コミック * comments(0) * trackbacks(0) *
緑川ゆき【夏目友人帳 (7)】


 7巻は、的場という払い屋に会う話。妖怪たちと宴会つか遊ぶ話。と、「夏にはため息をつく」を収録。

 「夏には…」は、好きな子に素直に好きといえない純情な男の子の話。男の子は、ちょっと特別な子なんだけど、特別だろうが人を恋しいと思う気持ちの純度はまぁ、いつだって切ないもので、切なかったです。

 で、夏目の方だけど。
 夏目とは違う立場で妖怪とかかわっている名取がいるけど、それでも名取は妖怪と歩み寄るところがある。が、的場は、徹底しているわけで、当然のように夏目とは敵対してしまうわけだ。

 上手いなぁ。最初に名取を配して、しかもこの話の中では、むしろ名取が夏目をかばい、守る。きっと、友人帳を手にして、にゃんこ先生と出会った直後に的場に出会っていたら、夏目は自我を失っていただろう。
 結局のところ、妖怪が見える、見えるだけという夏目にとって、妖怪とのあれこれは自分というか、自我との戦いなのだろう。だからこそ、自我の乏しい子供時代、彼はただ傷ついていくしかなかった。藤原夫妻の元にきて、自分を大事にすることを覚えたからこそ、彼の自我は育ち、妖怪と向き合うことができるようになったのだ。

 とはいえ、彼の自我はまだ危うい。
 このさき、きっと的場はその夏目の危うさにつけこんでいくのだろうなと思うと、切ない。危うさを抱えながらも、全てを受け入れる度量の大きさを、自我を、夏目が持てるといいなと願うばかりである。








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* by * 21:14 * コミック * comments(0) * trackbacks(0) *
緑川ゆき【夏目友人帳 (6)】


 6巻は、少年カイと出会う話、子狐が帽子をかぶって夏目に会いにくる話、昔レイコがヒノエと会った話。と、先生を好きになった女の子の切ない心情を描く「まなびやの隅」が収録されてます。
 
 妖怪と人間じゃ、結局のところ上手くいかなくて、夏目を困らせてやろうとしたのに「ナツメが困るのは嫌だな」とぽろぽろ泣くカイにやられました。
 きっと、大昔には妖怪と人間は共存していたんだろうな。でも、現代社会はそれを許さない状況になって、その狭間が見えるゆえに夏目は苦しむ。
 ただ、もう苦しむだけじゃなくて、それぞれを想いやれるし、なにより自分をちょっとづつ大事にできるようになってきたよね。

 ホント、いぢらしい子。

 「まなびやの隅」がすごくよかったです。
 漫画の余白のところの文面をみるに、緑川先生は真面目でつつましく誠実な方なんだと思うのだけど、そういうものが綺麗に描き出されてると思った。



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* by * 21:02 * コミック * comments(0) * trackbacks(0) *
緑川ゆき【夏目友人帳 (5)】


 5巻は、人魚の妖怪の話と、多軌の描く陣の話と、藤原氏が子供の頃レイコさんと知り合いだった話と、田沼と花火を見る話。

 レイコさんの「お気に入りの子の家なんだから」に対して「そういうのは『私の友達の家』っていうんだよ」と思い、レイコさんのように人と距離をおくことで、かえって人を傷つけてきたのかと思う夏目が、やっぱいぢらしいです。

 ホントに本当に優しい子。

 でも、その優しさが常に正しく反映されないところが、世知辛い現代社会ってところなんすかね。

 


 
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* by * 21:17 * コミック * comments(0) * trackbacks(0) *
緑川ゆき【夏目友人帳 (4)】



 4巻は、春に溶ける、と、名取と温泉旅行する話と、絵の中の人を思い続けて旅をしてきた妖怪の話と、子狐に出会う話と、夏目が子供のころにあった妖怪の話、ニャンコ先生が迷子に出会う話、がはいってます。

 後半の3本は短い話しなんだけど、ちゃんとアニメ化されてて、アニメスタッフが物語を全部大事にして世界をつくりあげたんだぁとしみじみさせていただきました。

 「大切だと思ったことを大事にしたい」
 
 夏目のシンプルな思いが切ないです。
 
 うん、大事なことはいつだってシンプルなんだ。
 ただ、夏目はそのことを人間関係の中ではなくて、妖しとの関わりの中で知っていくところが、悲しい。

 ともあれ、藤原夫妻や、名取ともいい関係になりつつあるので、今後に期待です。
 少なくとも、自分が心を開かなければ、自分が愛する気持ちにならなければ、人も妖しも応えてはくれないと夏目はわかったものね。



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* by * 20:23 * コミック * comments(0) * trackbacks(0) *
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