*読書記録*

読書記録、日々徒然。映画&ゲームもあります。
あたりまえですが、無断転載禁止ですよ。
と、コミュニケーションの取れないコメント&宣伝目的のトラクバック&ステマは内容問わず削除させていただきますm(__)m
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榎田ユウリ【妖奇庵夜話 人魚を喰らう者】
妖奇庵夜話  人魚を喰らう者 (角川ホラー文庫)
榎田 ユウリ KADOKAWA/角川書店 (2014-04-25)売り上げランキング: 81,487


 人魚をめぐる物語。
 人魚というか、<血>か。

 どうして、日本の人魚はえぐいというか、…えぐいよな。
 って、本質が妖怪だからか。西洋のものは、妖精かなんかで、その辺の差なのかもしれない。

 依頼されたからというだけでなく、どんどん巻き込まれていく伊織は危険な目にあうのだが、それをどこか容認している雰囲気がある。
 で、最後にその理由が明らかになるのだが、その出し方が上手い。
 
 うむ。
 ちょいちょいポエミーな表現が気になるときもあるのだが、ここでシメ、というか、暗転するというか、そういう一言を投げ込むのが上手い。
 で、気が付くと、奈落にいるような感覚になる。

 で、宿敵ともいえる青目のことが多少つまびらやかになってくるわけだが…。
 いやなヤツなんだけど、恰好いいのよね。
 困ったことに。
 にしてもやっぱり愛は歪むと怖い。




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* by * 06:59 * ホラー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
榎田ユウリ【妖奇庵夜話 空蝉の少年】
妖奇庵夜話  空蝉の少年 (角川ホラー文庫)
榎田 ユウリ 角川書店 (2013-07-25)売り上げランキング: 281,415


 占い師と謎の子供の話。

 いわゆる毒親で、その犠牲になってということなのだろうが、それだけで片付けられないものを感じさせるところが上手い。
 妖人だからどうのというのは、薬味みたいなものだなと思う。
 かといって、その設定がないと物語が成立しないのだけどね。

 と、相変わらずやたらご飯が美味そうなのだ。

 やっぱ、食は生きていくことに直結していると思う。
 ああ、そうか。
 このシリーズ、生きていくことを真正面から肯定していこうとしているのか、と感じる。

 だからこそ、主人公のちょっとした危うさが気になってしまうのだけどね。
 うまいことやられたもんだ。







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* by * 06:39 * ホラー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
榎田ユウリ【妖奇庵夜話 その探偵、人にあらず】
妖奇庵夜話  その探偵、人にあらず (角川ホラー文庫)
榎田 ユウリ 角川書店 (2013-06-21)売り上げランキング: 50,232


 「妖怪」のDNAが発見され、それを持つ存在は「妖人(ようじん)」と呼ばれるようになった。
 人と妖人を見分けられる能力をもつ茶人、洗足伊織の物語。

 いい塩梅に、古き良き日本が繁栄されていて、雰囲気がいい。
 うん。
 もっと、日々の生活を大事にしなきゃね、って思わせてくる。

 で、妖怪のDNAがっていうけれど、結局のところ、人は自分の<欲>に動かされ続けるのだ。
 ただ、その出方がDNAゆえに変わるというだけ。

 というのが、とにかく切ない。
 
 ちょっとキャラがステレオかなと思わないではないのだけど、まぁ、周りがステレオだからこそ、ある意味ステレオの極みであるような伊織の存在が確固たるものになっている気がする。
 が、存在は確固としてあるのに、足元はあやうい。

 このアンバランスさが、どうやら魅力らしい。

 面白かった。







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* by * 23:06 * ホラー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
北森鴻【天鬼越: 蓮丈那智フィールドファイルV 】
天鬼越: 蓮丈那智フィールドファイルV (新潮文庫)
北森 鴻 浅野 里沙子 新潮社 (2016-03-27)売り上げランキング: 73,607



 蓮杖那智シリーズの短編集。
 浅野氏との共著になります。

 話の流れというか、オチにいたる、ところはわかりやすい。
 まぁ、これが短編だからなのか、結局のところ北森氏ではないからなのか、曖昧。
 
 が、なんとういうか…。
 前の長編の共著の時はミクニの立ち位置が微妙だと思ったのだけど、今回は那智が微妙。

 うむ。
 メイクや服装で那智にしても、立ち振る舞いで、あれ、って思う、そんな感じの違和感。
 まあ仕方ないんだろう。
 
 つか、一番の悪因はあのドラマだったと思うのだ。
 あの女優さんでは、残念ながら凍てつくような美貌は出ない。
 が、百聞は一見に如かずってよくいったもので、一旦映像化されるとそのイメージがどうしてもついてくる。

 むずかしいもんだ。

 「偽蜃絵」が面白かった。
 も、ありえないでしょ、って思うけど、強引に納得させられる。
 うん、この那智による強引さが、このシリーズの醍醐味だったのだなと、しみじさせられたのである。








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* by * 22:52 * ミステリー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
DVD【パーソン・オブ・インタレスト<フォース>】
パーソン・オブ・インタレスト<フォース>セット1(6枚組) [DVD]
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント (2016-11-23)
売り上げランキング: 2,384


 前シリーズで、「刑事さん」が…。
 サマリタンが動き始めて、追いつめられる面々。
 それぞれが潜伏生活を始めるわけだが。

 「刑事さん」を失った傷を乗り越えられないハロルドと、揺るぎない使命感に邁進するジョンとの温度差がじれったい。
 と、サマリタンの脅威が大きくなると同時に、マシンがいかにマシンになったのかも語られるのだが…。

 ハロルドとチェスの試合をしているところが印象的。
 つか、ハロルドがチェスに対して「命が平等でなかった時代のゲーム」といったのが重かった。
 では今は平等なのか?
 
 彼らは平等であってほしいと願っていることは間違いない。が、願うということは、そうじゃないってことなんじゃないかと思うのである。
 うん。確かに命としては平等だけど、優先順位はある、ってことなんだろうか。
 
 にしても、ルートが可愛い。
 つか、ルートとサミィのコンビが可愛い。
 なのに…。

 もしかして、ルートはサミィを自身の人間性の拠り所にしていたのかもしれない。

 追いつめられたマシンはついに…。
 次がファイナルシーズンになるそうな。
 
 バッドエンドしか、思いつかないんですけど<落涙







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* by * 20:40 * DVD * comments(0) * trackbacks(0) *
デボラ・クロンビー【警視の挑戦】
警視の挑戦 (講談社文庫)
デボラ・クロンビー 講談社 (2017-02-15)売り上げランキング: 12,495


 警官であり、オリンピックを目指すボートの選手である女性が殺された。

 イギリスにおけるボート競技の重要性がわかってないと、ちょっとなって感じ。反対にボート知ってる人は、とっても楽しいのだろうな。
 
 ともあれ、きちんと結婚式をあげた二人。
 で、前作で事件の被害者の子供を引き取ったのだけど、子供しかも幼児がいるというだけで、家庭の匂いというかリズムというか、そういうものが湧き上がってくる感じで面白かった。

 事件は、相変わらず地道な捜査と、ひらめきで解決していくのだけど…。
 答えにたどり着きそうなところで、とんだ障害があらわれる。
 そのあたりのキンケイドの毅然とした態度は、すごく恰好いい。
 シリーズが続いている年月が、積み重ねてきたものが出てる気がした。

 …でも、やっぱりボートはわかんないのよ…。






* by * 17:52 * ミステリー(翻訳) * comments(0) * trackbacks(0) *
成田良悟【バッカーノ! 1935-D Luckstreet Boys 】
バッカーノ! 1935-D Luckstreet Boys (電撃文庫)
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス (2016-10-09)売り上げランキング: 13,694


 カジノパーティーの続き。
 まだ終わらないww

 でもって、なんかまた人(?)増えてる…。
 なんで、もうごひいきをひきたおすしかないよ。

 ラッドのいかれっぷりを堪能し、ばかっぷるの天然に畏怖をおぼえ、ヒューイは無条件に恰好いい、と。

 で、ヒューイが黒幕かと思ってたら、どうも違うっぽい。
 まだ裏に、でかいのがいるっぽい。

 って、また話をでかくしてどうするんだ?
 つか、そんな風に、否応なしに不死者を中心にした渦に巻き込まれて、いや、巻き込んでいって、どうするつもりなんだ? 混沌の先に、新しい秩序が生まれるとか、というポジティブな景色は想像しにくいんだけどな。
 
 ともあれ、次巻が楽しみ。





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* by * 17:40 * ファンタジー * comments(0) * trackbacks(0) *
傳田文夫【すごい耳トレ!】
すごい耳トレ! ──あなたの耳が生まれ変わる奇跡のメソッド
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 あんまり本買って後悔することないんだけどね…。
 見開き22行×38字。3行以上になる文章なし。
 
 …お察し…





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* by * 08:05 * 学術 * comments(0) * trackbacks(0) *
波津彬子【ふるぎぬや文様帳 一 二】
ふるぎぬや紋様帳 1 (フラワーコミックススペシャル)
波津 彬子 小学館 (2015-07-10)売り上げランキング: 17,794

ふるぎぬや紋様帳 2 (フラワーコミックススペシャル)
波津 彬子 小学館 (2016-11-10)売り上げランキング: 9,576



 祖母が残した着物を処分しようとしたら、不思議なふるぎぬやに導かれて…。
 着物にまつわる因縁の短編集。

 例によって(ww)店主は、めっちゃいい男です。
 雨柳堂より、年がいってるので私的はこちらの方が…。

 雨柳堂もそうだけど、物にはそれぞれ作った人使った人の思いがあって、その思いの一つ一つはかけがえのないものであると、これも根本はそういうことです。
 まぁそれは普遍的なことなのだけど、それをどう見せるかということが大切であって。
 
 語り部になる女性が、ほどよく現代っ子ででしゃばらず、かといって消極的でもない。
 いいバランスで盛り上げていると思う。
 あくまで、主役はふるぎぬであるというスタンスが潔いと思う。

 もっとも店主には謎があるみたいで、それはこの先のお楽しみみたい。

 次巻が楽しみです。





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* by * 10:12 * コミック * comments(0) * trackbacks(0) *
レイ・ブラッドベリ【とうに夜半を過ぎて】
とうに夜半を過ぎて (河出文庫)
レイ・ブラッドベリ 河出書房新社 売り上げランキング: 298,826


 短編集。
 まず、廃墟の火星で青い瓶をさがす「青い瓶」にガツンとやられる。
 
 ブラッドベリらしい、幻想と美しさと切なさとがてんこもりなのだ。
 とはいえ、全体的に<地に足がついた>感じがするのはなぜだろう。
 書き手も、読み手も、年齢があがって、人生の哀惜を知ったからか?
 うん。
 もしかすると「ウは宇宙船のウ」とかも、今読むとまた違ってくるのかもしれない。
 味覚みたいに、経験と年齢によって浮かび上がってくるものがある、というのが、実はブラッドベリの最大の魅力だったのかもしれない。と、ようやく気づく。

 奥深い。




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* by * 10:01 * SF * comments(0) * trackbacks(0) *
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