*読書記録*

読書記録、日々徒然。映画&ゲームもあります。
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西尾維新【余物語】
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 大学生の暦と、余接の話。
 
 って、大学の先生に頼まれて、その自宅にいって…。
 なかなか無茶苦茶な展開なのだけど、まあ、このシリーズなので有りか。とはいえ、全く展開がよめない。つか、そもそも依頼した人間にさっさと確かめろよ、と思うのだが。

 まぁ、その辺がなんでもしょいこむ暦くんって所以なのだろう。

 で、非常に後味が悪いです。
 悪すぎて暦くんが心配。
 もうそれは、うっかり足を入れてしまった泥沼、いや、泥じゃなくて、重油の沼って感じがする。彼は、これをぬぐいきれることが、この先できるのだろうか?

 なので、撫子にバトンタッチ。
 まぁ、撫子も相変わらずといえばそうなので、そんなにすかっとする感じにはならないんだけどね。
 それでも、撫子の多分自己愛からくる強さは、暦の他者を救いたい弱さを凌駕しているので、それなりのところに着地するのだけどね。
 
 やっぱり、撫子は作者に愛されてるよねww

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* by * 10:06 * ファンタジー * comments(0) * - *
よしながふみ【きのう何食べた? 16】
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 相変わらず仲良しの二人。
 いやあ、仲良きことは美しき哉、って真理だわ。

 でも、二人も社会の中で責任を負う立場になっていくわけで、まぁ、その辺もやんわり自分なりに超えていくというか、こなしていくのが素敵。
 って、弁護士のシステムって初めて知ったわ。
 結構シビアなのね。

 ともあれ、この世界に出てくる人は皆やさしい。
 誰も傷つくことも、そして癒されることも、きちんと知ってるって思う。そして、美味しいご飯を食べることが、生きるってことだって実感していると思う。
 
 そういや、佳代子さんとケンジってあったことなかったのか、と今更気づいてショック受けたのは内緒です。

 うん。
 やっぱり、丁寧に生きるって大事だよね。



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* by * 09:51 * コミック * comments(0) * - *
ボストン・テラン【ひとり旅立つ少年よ】
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 南北戦争前、詐欺師の父がだまし取った金を、騙した名目の通り届けようとする少年の話。

 タイトル通り「ひとり旅立つ少年」なんだけど、ゆく先々で助けられる。というか、少年というのはあまりにもか弱い。子供である以上、どうしても庇護が必要なのだ。
 そのあたりが、切ない。
 容赦なく、周りに振り回され、自分ではどうしようもできない、その過酷さが悲しい。

 <まるで白人に見える黒人>というものの存在を始めて知った。
 もう、こうなると真実なんて意味がないよね。
 
 その意味のない世界で、父と自身の罪を贖うために歩き続ける彼は、尊い。
 
 人間の尊厳とか矜持とか、そういうものを考えさせられる作品だった。

 にしても悪役が怖すぎて…。まじ怖かった。



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* by * 15:53 * ミステリー(翻訳) * comments(0) * - *
遠藤海成【破天荒遊戯 21巻 】
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 ええい、バロックヒートはどうしたんだ!!

 相変わらず、ラゼルと敵対する方にいっちゃってますよ。
 やれやれ。
 もうこれだけでテンション下がるww

 プロメテウスと敵対するために、色々計画とか画策とか根回しとかやってるので、なんとなく緩い日常。
 ラゼルの不変がすごい。

 なんでこんなに健康で、たくましい精神にそだったんだろうね。
 も、彼女だけは、たとえ世界にただ一人なっても生きていけるだろうな。
 つか、某人間石化しちゃった漫画的な状況になっても、それの主人公みたいに時間を数え続けていくのだろう。

 と、そうなると、もう人間超えちゃってる感じがするのだけど。
 
 うむ。
 人間であり続けようとすると、人間じゃなくなるのか。
 そういう矛盾が、この物語か。
 そんな気がしてきた。



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* by * 15:40 * コミック * comments(0) * - *
恩田陸【失われた地図】
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 旧軍都に発生する「裂け目」 そこからかつての人間の記憶が形を成し、蘇ってくる。
 その裂け目を封じ、記憶の化け物たちと戦うものたちの物語。

 結局、日本どころか世界中いたるところが、戦いの歴史なのだろう。そして、その過去の血の上に、私たちはいる。
 というのが、通奏低音のようにずっと鳴っている感じがした。
 記憶の化け物<グンカ>は、明日の自分の姿なのかもしれない。
 
 一族同士で、結婚したものの、というのはまぁありそうだし、その子供が、っていうのもステレオといえばそうなんだけど、曖昧とするところは曖昧としておく、そういうところは非常に上手い。
 意味があるのか、ないのか、そもそも意味を問うことに意味があるのか、そんな堂々巡りの中で不確かな答えを探してる感じなる。

 光と影の描き方が上手かったな。



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* by * 15:30 * SF * comments(0) * - *
小野不由美【白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記】
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 最終巻。

 やーーーーっとだよぉ。
 一応結末としては満足。

 が、相変わらず泰麒は不憫なのである。
 まぁ、それも彼の性格を根底としていることだし、そういう行動をしたことに関して<北国の泰の人間の性質は>って理由づけされているといえばそうなのだけど。うん、あのチョイスしかなかったと思うけど、それを選んでしまった彼が不憫だ。
 そして揺るぎない驍宗さま。
 つか、李斎にしろ、全く揺るがない。
 揺るがない人間だらけなのだ。

 故の悲劇か。

 にしても、黒幕は何がしたかったんだ?
 
 陽子たちの物語が、この世界の仕組みや理を具現化するものであったのに対して、泰麒の物語は、この世界の在り方を覆すものであるように思う。
 王が神になり不老不死になるという永遠も可能な世界だけど、多分、この世界も永遠ではない。

 にしても、ちょっと出し惜しみされすぎて、もやもやしました。
 麒麟においての角の…。
 一体いつ頃から、だったんだ? 
 ま、その辺を考えながら再読すると面白いかも。

 次の短編集も楽しみだ。

 

 

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* by * 15:15 * ファンタジー * comments(0) * - *
小野不由美【白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記】
白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)
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 3巻の終わりで「ええええええ」ってなった続き。

 そして、物語は遅々として進まず。
 うん。
 いわば主人公二人が、動かないからな。でもって、手の内というか心の中を全く見せない。なかなかこれで書き進んでいくのはしんどいだろうな、とつい作者の苦労を思うのである。

 以下、4巻へ。





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* by * 14:59 * ファンタジー * comments(0) * - *
萩尾望都【ポーの一族〜ユニコーン〜】
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 アランをうしなった後のエドガーと、アランを取り戻す方法を知っているというバリー。
 そして、一族の根源の話が語られる。

 根底にあるのは、アランの無垢(イノセント)なのだろう。
 エドガーもバリーも、アランにそれを求め、そしてそれが自分の中にあることを望む。
 
 いや、二人とも、大事なものを失い、その代わりとしてのアランなのか。

 ともあれ、根源は太古にあり、壮大な物語になりそうなんだけど、そうなっていった時、エドガーは主人公であり続けることができるのか?
 むしろ、それが心配。
 
 昔の恋人(ヴァンパイア)と再会する話が地味に好き。
 同じ時間を刻めないことは、どうしようもなく切ない。


 やっぱり、読んでよかった。
 うん。
 ポーの新作が読めて、本当に、本当によかった。




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* by * 16:42 * コミック * comments(0) * trackbacks(0) *
萩尾望都【ポーの一族〜春の夢〜】
ポーの一族 〜春の夢〜 (フラワーコミックススペシャル)
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 40年ぶりのポーの一族の新刊。

 もーさまは、絵柄が色々と変わっている。
 エディスの時で、正直ちょっとなってなっていた。なので、まぁ自分の幻想をぶち壊すこともあるまいと、傍観をきめこんでいたのだが…。

 
 もーさまが生きてるこの時代に生まれてよかったよ。
 ポーの新作読めて、本当によかったよお。

 やっぱり、もーさまは偉大なのである。

 第二次世界大戦中のイギリスの島で、エドガーとアランは、ドイツから来た姉弟と出会う。
 
 エドガーたちも、ただ二人だけで生きているわけではない。
 ヴァンパイアのコニュミティが存在し、その中で利用したりされたりしている。
 なんというか、年を経たからこそ、人は一人では生きていけないということが、その意味がわかる。
 そういうことが、強くでていると思う。
 と、同時に哀れも感じる。
 過去作品では、それこそ幻想の中でだけ生きていたエドガーたちが、そこのままにはいられないこと、時代が幻想をそのままにはさせてくれていないことを実感するのである。
 
 ビアンカのような少女を描かせたら、本当に上手いなと思います。
 下着のシーンで赤面するところとか、暴力と恐怖で落ちていく表情とか、胸が痛かった。

 …昔は、いらっとしたアランの我儘っぷりが、今じゃむしろ安堵の対象であるって、自分が年食ったのを実感したよぉ。





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* by * 16:21 * コミック * comments(0) * trackbacks(0) *
キャロル・オコンネル【ゴーストライター】
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 マロリーシリーズ。

 上演中の芝居の脚本家が、上演中に殺される。その芝居は、ゴーストライターなる人物に勝手に脚本が書き換えられているといういわくつきのものだった。

 役者は変人が多い。
 が、それらを凌駕するマロリーなのである。
 とはいえ、ちょっとまっとうに感じるのは、周りが変人ばかりなのか、それとも前作で自らのルーツがわかったからか、と、なんだか感慨深いのである。
 
 氷の女王みたいな彼女だけど、誰もが心の奥底に小さな子供がいて、それは良心という形で表出するなんていう性善説を信じたくなったりするのである。
 つか、養父養母に大事に育てられたということは、本当に大きなことなのだ。

 物語は、過去に起こった一家惨殺事件と重なっていき…。
 
 場面が文字通り目まぐるしく変わっていき、面白かったのだけど、最後の最後にやられました。
 つか、読み終わったら、もう最後のところしかないよww

 うん。

 なんというか、バッハのフーガの終わりを聞いている、聞いていた、そんな感じ。




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* by * 15:55 * ミステリー(翻訳) * comments(0) * trackbacks(0) *
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