*読書記録*

読書記録、日々徒然。映画&ゲームもあります。
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と、コミュニケーションの取れないコメント&宣伝目的のトラクバック&ステマは内容問わず削除させていただきますm(__)m
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折原一【死仮面】
死仮面 (文春文庫)
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 夕食の席で突然死んだ夫は、名前も仕事もすべてが偽りだった。
 真実を求めて、妻は夫の残した小説を読み始める。それには奇妙な連続少年失踪事件が描かれていた。

 ストーカー化して元夫も絡んできて、ややこしいことになりますよ。
 てか、小説と現実がどんどん交差してきて、時間軸も怪しくなっていく。

 田舎の山奥にある謎の洋館とか、舞台もいかにもって感じで、いかにもって感じに怪しい人物も出てくるのだけど、じゃ、真実はどうなのってなると…。

 まぁ、この曖昧模糊なのを楽しむ小説なのだろう。
 にしても、ちょっと盛りすぎだよね。

 うん。
 詰め込み過ぎだ…な。




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* by * 17:32 * ミステリー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
ディーン・クーンツ【これほど昏い場所に】
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 FBI捜査官のジェーンは、自殺した夫の謎を探して旅を続けている。
 謎の自殺をしたのは夫だけではなく、そこに陰謀の影があった。

 と、本の裏に紹介みたいにあるので、実際なんで旅をしてるの、って話にはいるまでが長い。
 うーん。
 紹介ないとそれはそれで本を手に取るかといえば取らないだろうし、でも、こんな感じであるのはある意味ネタバレだよね。なんか、純粋に、ええええ、そういうことなの、ってびっくりしたかったな。
 
 で、まず大いなる敵はテクノロジーなのである。
 もう、完全なるプライバシーはこの世界にはないのかもしれないね。で、じんわり飼い慣らされていくんだろう。と、むしろそっち方向に軽く絶望するのである。

 とはいえ、ジェーンは強い。
 男の子の母親という設定が、彼女を地に足についたものに、揺るぎないものにしている。

 ディーン・クーンツはやっぱり面白い。
 
 <戦慄の真実>を知ることになる、んだけどそこまででもww
 でも、なんか続編がありそうなんだけど。
 つか、なきゃだめでしょ。

 待ってます。






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* by * 17:23 * ホラー(翻訳) * comments(0) * trackbacks(0) *
スティーブン・キング【ミスター・メルセデス】
ミスター・メルセデス 上 (文春文庫)
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ミスター・メルセデス 下 (文春文庫)
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 キングが書いたミステリー。
 いきなり、エドガー賞、とってるよ。

 仕事を求める人の列の中に、暴走車がつっこみ多数の死者を残して立ち去る。事件は未解決のままであったが、担当していた退職刑事のもとに犯人からの挑戦状が届く。

 とりあえず、あれだ「雉も鳴かずば撃たれまい」だな。

 元刑事のホッジズは昔かたぎって感じで、昨今のアイテムに弱い。そこをフォローする高校生や、犯行に使われた車の持ち主の妹や、彼を助ける人物像がどれもいい。
 人の善良性や人生の光を信じている感じがある。
 だからこそ、犯人の醜悪さや闇に向かう心が、いやな汗のようにまとわりついてくるのだけどね。

 また、事件によって人生を狂わされた人々の哀れが切ない。
 
 昨今のミステリーは、犯人にもこういう事情があって、とちょっと同情的なものが多い気がするのだけど、そういうのはない。確かに、幸せな生い立ちとはいえない。が、それがどうした。犯人の罪と人となりは、とにかく醜悪だった。

 と、後半に向かって、急展開になっていくあたりは、さすがにキングって感じだった。
 が、そうきたか。
 そうなのと、ちょっと…。

 年齢重ねてキングも丸くなったと思っていたのにww

 実際、推理小説としてはどうなの、って思わないではい。基本、犯人がボロを出すって動きだからね。
 が、小説としては、群像小説としては、最高だと思う。

 続編もすでにあるみたなので、楽しみ!






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* by * 17:10 * ミステリー(翻訳) * comments(0) * trackbacks(0) *
青柳いづみこ【ピアニストたちの祝祭】
ピアニストたちの祝祭 - 唯一無二の時間を求めて (中公文庫)
青柳 いづみこ 中央公論新社 (2017-06-22)売り上げランキング: 94,511


 ピアニストから見た演奏会にまつわるエッセイ。

 ある時は演奏者で、ある時は観客で、と立場がかわると見方も聞き方も変わる。変わるけれど、変わらない部分もあってそれが新鮮。
 とはいえ、半ば仕事でコンサートを聞いているのだろうに、いつでも楽しんでいるのがすごい。
 
 本当に音楽が、ピアノが好きなんだな、っていうのが伝わってくる。

 ああ、そうか。
 これは、青柳いづみこという無垢を楽しむ本なのか、と思い至る。

 素敵だった。




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* by * 17:31 * エッセイ * comments(0) * trackbacks(0) *
冲方丁【十二人の死にたい子どもたち】
十二人の死にたい子どもたち (文春文庫)
冲方 丁 文藝春秋 (2018-10-06)売り上げランキング: 5,236


 自殺をするために、廃病院に集まった12人。
 そこには、予定外の一人の遺体があった。

 12人の〜 といえば、映画「12人の怒れる男」なんだろうなと思うし、それに対するリスペクトみたいなのも色々感じた。と、同時に、映画を見終わった時に、なんともいやな感じを思い出した。なんか、偏見で判決を下そうとする陪審員たちにちゃんと考えることを促して、正しいところにもっていくって話なんだけど、本当にそうなのかなって思っていた。多分、映画がつくられたころの価値観であればそれでいいのだ。正しいか正しくないか、その二択しかないから。
 でも、今日の価値観からすれば、無罪にもっていこうとする主人公のやり方も洗脳にちかいよね、って思ったりするのである。

 で、話しがそれているみただけど、「死にたい子どもたち」はそのあたりへのカタルシスがある。
 価値観は個々で違う。だからこそ、正しさも様々なのだ。

 ちょっと設定が無理矢理かなって思わないでもない。
 映画化したけど、むしろ舞台むきじゃないかなとも思う。
 
 ともあれ、思春期って面倒くさい。

 と、10代ではあるけれど、もう「子供」とは言えない登場人物たちを「子ども」としたのは、すごいと思う。
 自分たちが何もしらず、自分ひとりだけの足で立てているわけではないと、だからまだ「子ども」なのだと、自覚する物語であったのかもしれない。

 面白かった。






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* by * 17:23 * 文学ww邦人 * comments(0) * trackbacks(0) *
村上春樹【女のいない男たち】
女のいない男たち (文春文庫 む 5-14)
村上 春樹 文藝春秋 (2016-10-07)売り上げランキング: 14,497


 村上春樹の短編集。

 それぞれに特定の女性がいない男たちの話。
 なんだけど、反すればそれぞれに自立した女の話かもしれない。

 家福の妻、癌でなくなった、そして浮気をしていた、彼女は夫に依存はしていなかった。病気で失うという事実の上に、浮気という、まるで彼女の人生に自分が必要ではなかったような空白。それは、彼は運転手の女性の不幸ともいえる生い立ちを聞き、さらにぽっかりと空いてしまう。

 やってきて、一つづつ話をして帰るというシェヘラザードの語るストーカーというか、ほぼ犯罪の話もだからどうなるというものではない。なぜなら、それは彼女の中だけで完結しているからだ。

 「木野」が一番好き。
 あの、つかみどころのない空虚さが、多分私の好きな村上春樹なんだろう。
 ちょっと怖いけどね。

 と、やっぱり文章が上手いなと思う。
 高校の文芸部の顧問が「小説は文体」と口癖のように言っていたけれど、まさにそれだなと思う。
 うん、風雪によってさらに磨かれたように感じる。

 今度こそ、北欧の文学賞がとれるといいなぁ。





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* by * 17:07 * 文学ww邦人 * comments(0) * trackbacks(0) *
DVD【クリミナルマインド/FBI vs. 異常犯罪 シーズン11 】
クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪 シーズン11 コンパクト BOX [DVD]
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 新しいメンバーが増えて…。

 って、OPのところで並ぶところに入ってないんですけど。
 これって、さくっと消えるフラグ?? とがくぶるする。

 そしたら、なんと、なんと、なんと…。

 あああああ、モーガン!!

 誰が消えてもあなただけはって信じていたよ。
 とはいえ、彼はずっと人が好き、自分も大事だけど人も大事って部分に揺らぎはなかった。
 だから、彼の選択も仕方ないなって思えるんだけどね。
 
 なんか、色々過去の、フラグの収集とか、忙しかったシーズンって感じ。
 そして、どうであれ、やっぱり無実の証明っていうのは、難しいんだよね、と最終話で思う。

 ホッチは優秀だけど、FBIから離れてみたら、それは危険な人物像でもあり得るんだよね。
 人は、物事は、というか、全ての神羅万象は、諸刃の剣なのだ。

 多分、人は、自分が剣になり得る存在であることを、忘れてはいけない。
 忘れてはいけないのだ。






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* by * 21:59 * DVD * comments(0) * trackbacks(0) *
大石圭【奴隷商人サラサ: 生き人形が見た夢 】
奴隷商人サラサ: 生き人形が見た夢 (光文社文庫)
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 サラサの妹が!
 
 妹視点の生活が語られ…。
 うーん。
 あんまりアリア@妹には、人間的な魅力を感じないんだけど。
 
 ともあれ、アリアは自分を買った男の子供を妊娠する。
 それによって、物語は大きく動くのだけど、どう書いてもネタバレなので自粛。

 サラサの選択は、やっぱり暴走する欲望の結果という気がする。
 まぁ、彼女にはそれ以外に選択肢はなかったんだろうけどね。
 
 と、まだ続きそうな、すごい陰謀の感じがしてます。
 母になるであろうアリアの成長も期待されるし。

 と、大石圭のあとがきが何気に好きです。
 すごくまっとうで、誠実に生きている感じがする。

 うん。
 誠実に生きる、っていうのが人間としての矜持だと思うよ。





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* by * 21:16 * ホラー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
大石圭【女奴隷の烙印】
女奴隷の烙印 (光文社文庫)
大石 圭 光文社 (2018-02-08)売り上げランキング: 63,900


 人身売買をしているサラサ。
 彼女は、過去に自身が売られ、また妹も売られ消息不明になっていた。

 「女奴隷は夢を見ない」の世界。
 ただ、今回は売るサイドの話なので、残虐であったり陰惨であったりはしない。
 とはいえ、それは女主であるサラサ、所以なのだろう。

 にしても、人の欲望は限度がない。

 サラサの復讐譚は、多分、それの最えたるものなのだろう。
 そう。
 妹を救いたいという欲望が、限度を知らないから、彼女に行動を起こさせる。
 それと、これは別ということにはならない。
 欲望は、五感を麻痺させる。

 映像化するといいにね、って思うけど、まぁ内容が内容なだけに無理なんでしょうww





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* by * 21:05 * ホラー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
大石圭【モニター越しの飼育】
モニター越しの飼育 (角川ホラー文庫)
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 ネット社会の落とし穴に、落ちていく女。

 一人は、固い高校教師で自撮りした欲情的な写真をばらまくと脅される。
 一人は、恋人だと思った男によってリベンジポルノを落とされる。

 大石圭なので、女は知性も教養もあるのに、歪んで、危うい。
 歪みの根源は、結局のところ育った環境というか家庭にある。
 が、それは理解されない。

 「女の子だから」
 その一言で、どれほど自我を削られてきたのだろうか。

 不思議と、「女の子」であることの息苦しさをちゃんとわかっている感じがするのである。

 高校教師の視点で描かれているので、強迫されている立場と、生徒を支えようとする姿勢とのせめぎ合いになる。
 というのが、ちょっと目新しかった。

 にしても、ネットの恐ろしさをもっときっちり理解してないよね。
 と、つくづく思うのである。
 いや、ネットに限らず、自分を守る術というものを、きちんと身に着けないといけないんじゃないかと思う。

 それって、回りまわって世の中をよくしていくんじゃないかとさえ思うのだけど。
 
 最後のシーンがとても象徴的だった。
 何かを分かち合うって、愛情の根源だよな。







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* by * 20:52 * ホラー(邦人) * comments(0) * trackbacks(0) *
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