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2012.05.16 Wednesday 北森鴻【暁英 贋説・鹿鳴館】
暁英 贋説・鹿鳴館 (徳間文庫) posted with amazlet at 12.04.26 北森 鴻 徳間書店 (2011-03-04)売り上げランキング: 314916 鹿鳴館を設計したジョサイア・コンドル。 彼はなぜ、あのような建物を作ったのか? それの答えは、明治政府の闇と、諸外国との軋轢の中にあった。 ごついです。 本文の終わりで555ページ。未完だと知っていたけど、さすがにこのごつさなのでほぼ終わりのところまであるかと思ったら、思いっきり中盤。とりあえず、役者がそろい顔見せしたって感じで、未完です。 こんなに面白いのに…。 続きを誰よりも読みたかったというか、書きたかったであろう北森鴻の無念を思うを切ない。 で、人物造形がいい。 日本びいきで、とにかくいい人なコンドル。でも、いざという時には結構熱血漢で、ちょっとサムライっぽいかも。 そして、コンドルを日本に招き、鹿鳴館を作らせるこになる、井上馨の得体の知れなさ。 奇妙な縁でコンドルと知り合い、のちに彼を弟子にする河鍋暁斎の天才肌。 他にも長州藩士崩れの男や、混血の女の子、コンドルの弟子たち、同じように日本政府に招かれたベルツなど、多彩でどの人物も、懸命に生きてる気合いが伝わってくる。 かえすがえすも未完であるのが残念だ。 でもって、未完であっても面白いものはやっぱり面白いのである。 JUGEMテーマ:読書 |


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